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抗議への抗議

自称環境団体が名画にスープやケーキを投げつける事件が止まりません。

大した罪にも問われず実行者たちを自由の身にしてればさもありなん。
自分たちは正義だと思い込んでいる以上、反省することはないでしょうし。

ガラスケースに守られているから安心して投げつけていると思うので、いっそのことダミーを用意して投げつける瞬間にガラスケースがオープンするようなトラップを仕掛けてみてはいかがでしょうか。
泡を食って逃げ出すことでしょう。

その後、(本物だった場合の)被害総額を大々的に公表し損害賠償請求することをニュースで放映。
そして取材と称して犯人たちにインタビュー。その最中、一枚のプラカードが高らかに掲げられる。
「ドッキリ、大成功!」
ここまでやらないとおさまることはないと思います。

それにしても不思議なのは環境団体を名乗りつつもスープやケーキなど食べ物を粗末にしていることです。
”食べ物を粗末にしてはいけない”
”人に迷惑をかけてはいけない”
こんな当たり前のことを教わってこなかったのでしょうか。

どんなに正しい事でも、幼稚な嫌がらせで注目を引こうとする今のやり方では誰の心にも響きません。
TVぐらいしか情報の発信手段がなかった時代と違い、今ではYouTube・Twitter・インスタグラム・TikTokなど選択肢は山ほどあります。
方法がないという言い訳は通じない。

芸術を愛する一人の人間としてこの暴挙は誠に腹立たしい。
目には目をではないですが、抗議に対する抗議として犯人たちの大切なものに泥水でもぶっかけてやりたい気持ちでいっぱいです。
おそらくこういう輩は自分たちのことは棚に上げてブチ切れそうですが。

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