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「愛は地球を救うのか?」……いや、聞きたいのはこっちなんですが

日本テレビ(以下日テレ)のドル箱番組である『24時間テレビ』。
その続報が発表され当然の如く大炎上しております。

よくもまあここまで悪手を重ねられるものだと呆れるばかりです。

まず一つ目は、テーマ変更。
『24時間テレビ』の放送開始以来一貫していた「愛は地球を救う」から
「愛は地球を救うのか?」へ。
そもそも「愛は地球を救う」は日テレが勝手に掲げたテーマなので、それに疑問をいだかれても知らんがなとしか言えません。
番組内容を予想すると、いくつかの問題提起を前半に行い、後半でお涙頂戴しつつ自己完結、最後に「やっぱり愛は地球を救うんだ!」でグランドフィナーレってとこでしょうか。

二つ目は、ジブリを利用したこと。
毎年作られる『24時間テレビ』「チャリTシャツ」。
ジブリの鈴木敏夫プロデューサーに相談し、宮崎吾朗監督へ依頼。
最初は難色を示したものの、最終的にはデザインを引き受けてくれたという感動秘話が語られますが、ジブリは日テレの子会社なんですよね。
親会社からの依頼を断れるわけがないじゃないですか。
なんと見事な茶番劇。

三つ目は、局アナである水卜麻美さんに謝罪と説明をさせたこと。
本来であれば社長や番組プロデューサーらが会見を開くべきなのに、局のアナウンサーにすべて押し付けました。
しかも都合よく水卜アナは少し前(6月1日)に管理職へ昇進しています。

ここにつながってくるんですね。
水卜アナは管理職ですよー、責任ある立場なんですよーと言いたいのでしょう。こういう姑息なことには頭がまわる様です。
まあ、バレバレなので逆効果なわけですが。

四つ目は、ドラマ「セクシー田中さん」事件には一切触れていないこと。
あたかも寄付金の着服問題だけが問題だったように報じています。
ドラマ「セクシー田中さん」事件は5月に公表した報告書で一件落着したと本気で思っているのでしょうか。
誰もまだ責任を取ってないのに?

『24時間テレビ』の収益(寄付金ではない)は約20億とも言われています。
どう考えても今年放送するのはリスクしかないのに断行するということはあながち嘘ではないのでしょう。

これまで番組に携わってきた多くの出演者・スタッフが、心からの善意で、全力でチャリティーに取り組んできたことも事実で、支援を待っている方が全国にいることも事実です。これまで続けてきたチャリティー自体を否定したくはないですし、続けることでしか信頼を回復することはできない…。そんな思いで、今、ようやくスタートラインに立つことができました

「24時間テレビ47」の総合プロデューサーのコメント

ツッコミどころしかありません。
チャリティー番組をうたいながら出演者には高額のギャラが支払われ、支援をするだけならばいくらでも他の方法がありますし、『24時間テレビ』を潔くやめることでしか信頼を回復することはできないでしょう。
そんなにチャリティーをしたいのであれば視聴者から募るのではなく、収益全てを寄付するべきです。

日テレはいつまで、そしてどこまで醜悪な姿をさらし続けるのでしょうか。
そんな日テレに賛同したと思われても仕方がない、今後発表されるであろう『24時間テレビ』の出演者とスポンサーには要注目ですね。

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