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『薄い赤』ってどんな色?

”ラッキーカラーは『薄い赤』”

ケーブルテレビの冊子の十二支占いにそう書いてありました。

「『薄い赤』って具体的にどんな色!?」

思わず紙面にツッコんでしまいました。

真っ先に思い浮かんだのは、日焼けや劣化で薄くなってしまった赤。

続いてシャア専用ザク。

http://www.gundam.jp/tv/world/mecha/ze01.html

あ、でもシャアザクはアニメだと赤というよりもピンクなんですよね。
「赤いモビルスーツ、シャアか!」とか劇中で散々『赤』が強調されるので脳内変換されがちですけど。

余談ですが、「シャアザクがピンクなのはピンクの絵の具が余っていたから」という話がまことしやかにささやかれていたことがありました。
しかし、どうやらこの話は間違いだったようで現在では否定されています。

アニメ制作会社サンライズ(現・バンダイナムコフィルムワークス)に所属していた風間洋(河原よしえ)さんの記事によると、

想像してみてください。赤い服を着たシャアが、服と同じ色のMSの前に立ったとしたら……背景になるのは、現在のように、立体的な3Dグラデーションのカラーではない、単色のMSの表面です。もちろんシャアの服も単色の同じ赤。画面には黒い輪郭線があるだけで、そこに立つシャアの服は、まるで透明人間のように見えてしまうかもしれません。そんなリスクは、できる限り避けなくてはなりません。
 さらに、もうひとつ理由があります。「赤」という色は、その性質上、白黒に転化したときに黒っぽくなってしまうのです。今ではほとんど見ることもありませんが、『ガンダム』が放送された1979年当時には、まだ白黒テレビを使っていた家庭があってもおかしくはありませんでした。また、何かの折りには、モノクロのモニターが使われる場合もありました。そんなとき、「赤い彗星」は、まるで「黒い彗星」になってしまうのです。
 それに、例えば、新聞や雑誌の白黒印刷ページで作品の紹介などが掲載された場合、黒い宇宙の背景に黒っぽいMSでは、なにが写っているのかよく解らない、という羽目にも。主人公のライバル機体として取り上げられることが多くなるはずのMSです。同じ「赤」の印象を与えつつ、手前のキャラクターがよく見え、黒い宇宙背景のなかでも、しっかりと見える色。それが、あのピンクだったというわけなのです。

https://magmix.jp/post/110601

だそうです。
ちゃんとした理由があったんですね。

閑話休題。

結局『薄い赤』のイメージがわかなかったので、Google先生におうかがいしてみると、

(つд⊂)ゴシゴシ(;゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ(;゚Д゚) …!?

ピンクじゃね?

ピーチカラーインク、略してピンクじゃね?

それとも、人によって色は微妙に見え方が違うので私にはピンクに見えるだけなのでしょうか。

どうやら『薄い赤』という色は文字通り色々存在しているらしく、白で赤を薄めればピンクっぽくなりますし、黄色で赤を薄めれば「朱華(はねず)」という色になるそうです。

オレンジ色にしか見えませんが。

とりあえず『薄い赤』は懐が深い色なんだという認識で良さそうですね。
なのでシャア専用ザクもシャア専用ズゴックもシャア専用ゲルググもオールオッケー!
ただしパイロットであるシャア・アズナブルは真っ赤なのでアウトですね。

「大佐、どいてください。邪魔です」(機動戦士ガンダム第40話より)

http://www.gundam.jp/tv/world/character/ze01.html

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