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ハリソン・フォード、おまいう
映画関連でネットサーフィンしていたら『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』の記事でこんなやり取りがありました。
19年ぶりのシリーズ復活となった『インディ・ジョーンズ4』は、全世界で興収約7億8,000万ドルの大ヒットを記録したが、批評家やファンからは出来栄えに不満の声があがった。シャイアは昨年、メディアに「僕も(監督のスティーヴン・)スピルバーグも失敗した」と語り、「ハリソンも満足していなかった」「続編に出演したら、僕のキャリアは終わる」と爆弾を投下。
「シャイア」とは出演者の若手俳優シャイア・ラブーフのこと。
これに対して主演のハリソン・フォードが、
「あいつに、おまえはとんだバカ野郎だと話したよ」と明かしたハリソンは、「俳優は、自分の出演した作品を支持するのが義務だ。恥をさらすべきじゃない」と、ベテランらしいコメント。同時に、「シャイアは向上心があって気配りの利く、才能豊かな青年だ。彼は、特異で複雑なこの業界との付き合い方を、学んでいる過程なんだ」と、気遣う親心も見せている。
一見、大ベテランが若手に対して愛のある喝を入れている微笑ましいやり取りです。
しかし、昔から、特にスター・ウォーズのハン・ソロ役のハリソン・フォードを知っている人なら思わずこう言ってしまうでしょう、
「ハリソン・フォード、お前が言うな」と。
スター・ウォーズファンなら一度は耳にしたことがある話だと思いますが、ハリソン・フォードはスター・ウォーズ嫌いで有名なのです。
自身の存在を世に知らしめた出世作にもかかわらず、インタビューでハン・ソロのことを聞かれると露骨に不機嫌になり、俳優人生における黒歴史とまで言ったほど。
「俳優は、自分の出演した作品を支持するのが義務だ。恥をさらすべきじゃない」(byハリソン・フォード)
あれれ? スター・ウォーズは? ハン・ソロは?
とは言え人は歳を取ると丸くなるもの。
これまでの半生の反省を込めた言葉と思えば、これほど重みのある言葉はないのかもしれません。
事実、この記事が掲載された4年後に『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でハン・ソロ役でしれっと出演しています。
ファンとしては嬉しい限りでしたが、肝心の映画の出来はゴニョニョ……。
時には自分のことは棚に上げて後進にアドバイスするのも大事なこと。
ツッコまれる覚悟で発言したハリソンはカッコイイですね。
いや、都合の悪い事は綺麗さっぱり忘れるタイプだったりして。
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