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悪魔の法螺貝
戦国時代の合戦シーンなどでブオオーンブオオーンと吹き鳴らされる法螺貝(ホラガイ)。
![](https://assets.st-note.com/img/1684224249613-DLodePOhtU.png?width=1200)
昨今民放では時代劇がほとんど放送されず、法螺貝を必要とするドラマはNHKの独壇場と化しています。
そう、みんな大好き大河ドラマです。
合戦シーンには欠かせない法螺貝、当然NHKにも音源はあったことでしょう。
しかし、とある大河ドラマの芸能考証を担当された方の意向で音のパターンを増やすべく、とある人物(?)から法螺貝を借り受けました。
その人物(?)とは誰であろう、
![](https://assets.st-note.com/img/1684224637376-mAxOf00tdH.jpg?width=1200)
ご存じ、デーモン小暮閣下その人、いや悪魔である!
NHK大河ドラマで芸能考証・指導を務める薩摩琵琶奏者・友吉鶴心さんが、デーモン閣下の私物の法螺貝を借りてNHKの音声ライブラリ用に64種類の法螺貝の音を録音することになった経緯。法螺貝や太鼓の音は戦の合図だから、両軍で同じ音ではおかしい、と提案されたのだそう。 #耳なし芳一
— 地獄姉de桃月*あねまたはトーゲツ*早く寝ます*巻込みイヤヨン (@jigokuane) July 9, 2017
ちなみに「軍師官兵衛」の時の話です。
それ以降の大河ドラマで使われた法螺貝の音は、この時録音された”デーモン小暮閣下の法螺貝”である可能性が非常に高いとのこと。
そう言えば「どうする家康」でも法螺貝のシーンがありましたが、あれもそうだったのかは明言されていないので確証はありません。
なんでデーモン小暮閣下が法螺貝持っているの? という誰もが抱く疑問は置いといて、どうしてデーモン小暮閣下に借りに行くことになったのか。
それは、薩摩琵琶奏者の友吉鶴心さんと閣下の間に交友関係があったからです。
インタビュアー:新しいことというと、1990年には自主企画によるはじめてのコンサートを青山スパイラルホールで開催されました。ロックバンド「聖飢魔Ⅱ」のボーカリストであるデーモン閣下が出演されていて、閣下とはいろいろと共演されています。
友吉鶴心氏:先生にコンサートをやりたいと言って、怒られながらもはじめてやったのがその「物語遊行(ものがたりゆぎょう)」でした。『俊寛(しゅんかん)』、閣下とのトークショー、杵屋正邦作曲の琵琶独奏曲『不倒』の3本立てでした。先生に相談したら、満席にするんだったらやってもいいと。すべてひとりで企画して、友人の閣下に力を貸してもらいました。当日、先生も聴きに来てくださいました。
悪魔が来りて法螺貝を吹く。
デーモン小暮閣下の法螺貝かも? と思うと大河ドラマ、現在は「どうする家康」の合戦シーンが楽しみになってきますね。
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