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13 変わるものと変わらないもの

かなり前の土日に、Enschedeのホストファミリーのお家に帰りました。

Enschedeのホストファミリーは、オランダ農業研修が始まる前に、3週間オランダ生活に慣れるための期間でお世話になったファミリーです。

3週間のホームステイを終え、農場に旅立つ際に、いつでも帰ってきていいんだからねと言ってくれました。

そして遂に3週間ぶりの帰宅。
農業研修をスタートして初めて帰りました。
17時に仕事を終え、シャワーを浴びて、ホストファザーと同じ香水をつけて、18時半の電車に駆け乗り、3時間電車に揺られながらEnschedeに到着しました。


Enschede station

駅には大好きな長男が車でお迎えに来てくれて、ホストマザーがハグで、ホストファザーがアツい握手で出迎えてくれました。
もちろん、久しぶりの2匹のワンちゃんも。

いつも通り「何か飲むかい?」から始まり、自分の今までの農業研修や新しいホストファミリーについてたくさん質問をしてくれました。
ホストマザーはAustriaのパイのスイーツを焼いてくれていました。
もちろん、食べるときは生クリームを添えて。


僕はホストファミリーの長男ととっても仲が良いので、離れても毎日のようにチャットをしていました。
ホストファザーとお話をしていると、「あの自転車でサイクリングに行っているの?」「日曜日のJohan Cruijff ArenAどうだった?」と、長男に話したことばかり。
長男がよく僕のお話をしてくれているんだなと、うれしくなりました。

次の日、ホームステイ中の日課だった犬との散歩に出かけました。


いつも歩いていた道。でも3週間ぶりに歩く道は少し違いました。前よりも草丈が高くなり、木々は花をつけて、月日が経たのを強く実感しました。

前より確かに時間は進みました。目に見えるものは変わりました。
それでも、変わらないものがあります。
前と同じように包み込んでくれるように優しく、温かく迎えてくれるホストファミリー。
そこに宿る心は変わりません。
オランダで出会った僕の新しい家族。
大切な大切な家族です。

日々目まぐるしく変わっていく世の中。素晴らしい発展もあれば、悲しい変化も多い。変化の渦中で疲れてしまうときもある。

そんな日々の中にも変わらない人の心がある。
改めて大事なものを再確認することができました。力強く一歩を踏み出して、再出発していきます。

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