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ビールだけじゃないホップの可能性~ノンアルドリンク@レストラン編~

先日、ご紹介した「ビールだけじゃないホップの可能性~コスメ編~」に引き続き、今回はノンアルドリンクでたのしめるホップの可能性についてご紹介を。

ホップといえば、ビールのもと!それは、長く変わらない事実ではあるのですが、やはり育てる身としてはその魅力をよりいろいろな人たちにお伝えしたいし、自分たちも運転や体調に関わらずホップの魅力を感じられたらいいのにな、と日々感じます。

とはいえ、畑でしか感じられないことがあるのも、ホップの魅力なのですが。(写真は先週の畑の様子。いよいよ収穫だ!という感じです。)

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ですが、昨今のノンアルブームも後押しして、お家で楽しめるホップを使ったドリンクも増えています。

SHINRAさんのSuiu 翠雨

ホップの一大産地である岩手・遠野やキリンの工場見学のお土産でも人気のホップシロップ~ハーブコーディアル~なども。

そして、2019年の夏には、石巻の私たちのホップ畑でも採れたてのホップでホップサイダーを長崎・雲仙のBEARD(当時は東京・神田のthe Blind Donkey)のシェフ原川慎一郎さんにつくっていただきました。

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そのような体験もあり、私たちイシノマキ・ファームも、ノンアルコールでも楽しんでいただけるホップを!と運営するI-HOP CAFEではアイスクリームやハーブティーをご提供しながら試行錯誤を続けているのですが、実際はなかなか伝えたいその香りを閉じ込めたり、ある程度の時間残すことができずその繊細さ、難しさを感じる日々です。

そのような中、ご連絡をいただいたのが東京・代々木上原のセララバアドさん。

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コースのお料理と一緒に楽しめるノンアルコールドリンクのペアリングコースにホップを使ってみたいと思い、探していたところイシノマキ・ファームを見つけてくださったとのことでした。(うれしい限り!)

5月末頃からご依頼をいただき、昨年収穫し冷凍保管をしていたホールホップ(加工をせずホップそのものを楽しめる状態)を随時お送りさせていただき、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置に伴い、ビールをお店での食事の際に楽しめない状況の中、ホップを味わっていただく機会をつくられていました。

そんなセララバアドさんのホップドリンク。どんな味なの?ビールっぽい味?見た目は?と気になりますよね。

ということで…

ご紹介!

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『Green Sparkling ホップの香り』という美しいペーパータグと共に提供されるドリンクは、ホップ由来、というよりは一緒に入ったキウイフルーツ由来のうつくしいグリーンですが、いざ飲んでみるとホップのフルーティーな香りもちゃんと感じていただくことができます。

意外と?繊細ですぐに飛んでしまうホップの風味をどのように閉じ込めているのだろう?と不思議だったのですが、一杯一杯提供する直前にホップを粉砕し、できるだけ香りや風味のもとになるルプリンのみを使用できるようにつくっていらっしゃるとのこと。

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(写真の中央より少し右あたりにある半分に割ったホップに見える黄色の粒がルプリンです。)

その手間とこだわりのドリンクは、お客様からも「これがホップなんですか?」と興味を持ってお話いただくことも少なくないそうです。

まだまだ、年中、どこでもホップの魅力を!というには色々と試行錯誤が続きそうですが、そのときその場所でのホップの繊細な魅力も深堀しつつ、様々な方向にこれを読んでくださっている皆さんや、ご縁のある皆さんとその可能性を広げていきたいと思います。

東京周辺のみなさま、よろしければぜひ!(ホップドリンクの提供の有無は仕入れ状況や準備状況により変更もあるかもしれませんので、ご予約時にお問合せいただくと安心です。)

セララバアド website


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