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#縄文 noteまとめ

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縄文に関するnoteで面白そうだなーと思ったもの、面白かったものをまとめていきます。
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2019年2月の記事一覧

「古代史の謎」に挑むー見えないものを見えるようにする観測装置としての「理論」の力

 今回読んだのは、小学館の全集「日本の歴史」の第一巻、松木武彦著『旧石器・縄文・弥生・古墳時代 列島創世記』(2007)である。切れ味のよい理論で軽快に記述を折り重ねていくところがおもしろい。  歴史を記述することは、見えないものを見えるようにすることでもある。  歴史を記述するためのコトバとその理論は、いわば精密な観測装置、測定装置のようなものである。 自分で自分を再発見 電気電子の勉強を齧り始めた学生の頃、おもしろい経験をした。とある測定器を測定中モードにしたまま、