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2021年、私が感じ入った本当に良いと思う声楽曲(ボーカルあり音楽)

前口上:御託

2019年あたりから、聴く音楽の大半をボーカルなしの器楽曲(インストゥルメンタル・ミュージック)が占めるようになった。クラシックなどの古典音楽よりも、ポスト・クラシカルや環境音楽(アンビエント)などの現代音楽を好んでよく聴いている。

何かの作業(仕事、運動・ランニング、家事など)をしながらや起き臥しの際、生活に溶け込み、寄り添ってくれる、そんな音楽が私にとっては飲料水やコーヒーにも等しい欠かせない存在になっている。

歌ありの音楽、その紡ぐ言葉・文章もまた素晴らしいものが多く存在することは改めて記すまでもない。だが、前述の生活様式および嗜好に推移していくことで、耳と脳の容量を極力持ち去らないものを選択するのはある意味必然だ。

それでも出自は忘れないというか、刷り込み効果というか、やはりボーカルあり音楽もまだまだ好きだし、お世話になる場面も多々ある。

振り返りの意味も込め、今年2021年に表題通り「良いなあ」と本当に感じ入った曲を6曲選んでみた。期せずして2~3年以前の曲が多いが、最新性とか今年の音楽シーンがどうたらとかその辺は無視して、ただただ自分基準で選んでいる。

本題:よかったら聞いてみてレコメンド6曲

各楽曲についてレビューとか語るよりも聴いてもらったほうがいろいろ早いと思うので、では、はりきってどうぞ。どなたかの音楽ライフの潤いにつながれば幸い。

■ forget me not - 別野加奈

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■ Helios - haruka nakamura feat.LUCA

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■ 悲しみが生まれた場所 - ent

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■ けもののなまえ - ROTH BART BARON

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■ GREEN - odol

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■ 紫苑 - ユアネス

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見返すと1~4曲目までは、やはり近年の嗜好であるインストゥルメンタル的な曲が続いている。言い換えると、ボーカルや言葉がそれほど強くない楽曲。かたや、5曲目と6曲目は「音楽+言葉」とアーティストの「生きることに向き合う姿勢」とでも呼ぶべきものに惹かれた。

odolは今年知ったアーティストだが、ボーカルのミゾベさんは相鉄線のキャンペーン「100 YEARS TRAIN」でくるりとサカナクションのマッシュアップ曲「ばらの花 × ネイティブダンサー」も担当されていると後に知った。他にも好みな良曲をたくさん作られているが、この「GREEN」という曲が特に印象深い。

6曲目ユアネスの「紫苑」はとにかくサビ部分と、その歌詞の奥深さ、儚さに強く惹かれた。1曲目「forget me not」が勿忘草(ワスレナグサ)を意味することとあわせて、タイトルから想起する花のイメージも美しい。

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