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まなびの隙間 その後

おはようございます!今日は 空を見上げながら考えること


ピンチが好機

バルサンして 布団を洗濯‥ ‥ と思っていたら
居間の母の寝床が朝 水浸しになる事件が3日連続して起こった

よごれていないズボン どうやら 脱いでいるようだ
「寒いから履こう」
 
目の前の事態が把握できず 混乱している母は
片づけるわたしを止めない

「今だ!」なにかのスイッチが入った
座椅子を洗うのに 抱えて通る道はわずか
物置と化したテーブル その下の何年も掃除されていないエリア
洗濯機を回しながら また どんどん捨てた
このエリアは文字通りごみ 
紙袋 お歳暮の箱 コーヒーの空瓶 お菓子の袋 
なんでも大事にとっているんだね

とまらない わたし

母の様子を見ながら わたしはエリアを拡大
居間の座卓の上までどんどん 整理&処分 

なんと 母は台ふきをもって拭き始めた!
嫌がるどころか 手伝ってくれるとは 
「すっきりすると気持ちがいいね」なんどもつぶやきながら
調子に乗って 床の上も掃除をした 
敷き詰められていた座布団やタオルも洗濯へ
久しぶりにみる畳
その上の埃をつまんで集めようとする母 
掃除機まで登場し 小さな部屋が大きくなった
まだまだ 片付けきってはないが 少しがらんとした居間

寝室にあった一番汚れていない
くまのぬいぐるみを乾燥機にかけてあった
それを母に渡すと 嬉しそうに抱きしめ 話しかけた

夕方には 「触らないで!自分でやるから」の母に戻っていた

貴重な時間

その後 トイレの声掛けに イライラしていた母だが
4日目には 穏やかな朝を迎えることができた
朝のパトロールにでた時に しっかりと居間に掃除機をかけた

戻ってきた母は ふと 父の仏壇の横に置かれた 
父の本棚をあけ 手帳を取り出し 眺めている
父はまめな人だった
母の脳は少しずつ委縮している 薄れゆく中で 
父との貴重な時間を過ごしている



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