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ドローンと防災訓練

2年ほど前、1泊2日のドローン講習を受けに行ったことがあります。
もちろん、ドローンの操作を学びたかったのですが、
ドローンを使って何ができるのか、将来、何ができそうなのかを考えてみたかったこともありました。
 
その時、拝見した国が制作したドラマ仕立て(台詞はなかったと思います)の映像には、ドローンの将来像の一つが描かれていました。

街に住む家族の話。
両親が、小学生くらいの息子をひとりでドローンに乗せて、おじいちゃんの家に送り出すところから始まります。
 
山奥の家に無事、到着し、再会を喜び合うのですが、おじいちゃんは急に具合が悪くなります。
そこで小学生の彼が、おじいちゃんをドローンタクシーに乗せ、
病院に運んでもらい、一命をとりとめ、病室で家族全員が談笑するといった内容だったかと。
 
ドバイで始まっている「空飛ぶ車」の飛行実験からすれば、夢話ではなくなりそうです。
しかも、そんな遠い未来ではなく。
 
日本は遅れていると言われていますが、既に測量や橋の補修点検などでドローンは活躍し、
災害時には欠かせない存在になっています。
状況把握をするためにドローンを飛ばし、
救急隊を効率的に送り出し、救出までの時間を短縮する期待も大きい。
 
昨日、安八町防災訓練にて、初めてドローンを活用した訓練が行われました。
災害現場をドローンで確認し、本部経由で消防団に指令が出され、救出に向かうまで、
ドローンが映し出す中継映像を参加者全員が体育館で拝見します。

ふと、街頭テレビでプロレスを見ている人たちのニュース映像を思い出しました。
当時と規模は違うけれど、10年後、ドローンが生活の中で当たり前になったら、
「昔、この映像を体育館でスクリーンに映して、みんなで観ていたなぁ」
 などと言って笑うのかもしれません。
 
昨日は、一度だけ映像が固まりそうになった不具合はあったけれど、
日々、進歩していて、
今後、防災に欠かせない一つのツールになるんだろうなぁと改めて確信した次第です。

ちなみに我が家のドローンは埃をかぶったまま。
1年以上、操作していません。
忘れちゃったなぁ。

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