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旅館で“真髄”を見た

この間、妻の企画で子供二人も連れて旅行に行った。“くつろぐ”をテーマにした旅行だったから、ホテルじゃなくて敢えての旅館。
そこの旅館で、サービスの“真髄”を見た気がした。お客様を満足させるってなんなのか、お金を払わせるには何が必要なのか。

そこの旅館は新築ピカピカではなく、むしろ創業数十年で渋みが漂っている。でも、きちんとした清潔感があった。
そこの旅館には最新の空気清浄機や映像配信サービスはなかった。でも『必要最低限』ならぬ『必要適量限』なグッズがあり、配置や個数もとても計算されていて過ごしやすかった。
そこの旅館の食事は仰々しいメニューはなかった。でも、地域の食材を丁寧に丁寧に作り上げていった感じが伝わってきて、自然とゆっくり食べたくなるものだった。

何が言いたいかというと、『そこの旅館の質の高さにわかりやすさはなかったけど、本当の深みがあった』、みたいなこと。
35歳の今の僕の目指す形があった気がした。
プロレスでいうと、大技連発の四天王プロレスを見るのに疲れて、結局鈴木みのるとかザックセイバーJrとか小川良成の試合を見たくなる、みたいな笑


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