『母のトリセツ』(黒川伊保子)ブックレビュー
出ました、石ころ家の大先生、黒川伊保子さんのトリセツ集(笑)
とはいえこの本を読むのは優先度をだいぶ下げていて、先延ばしにしてきていた。理由は、先にこれを読んだ妻や妻の母から「執筆中はお孫さんの出産を控えているらしく、読んでいても心ここにあらずな感じで『息子のトリセツ』ほど筆が乗っていない」とよくわからないレビューをもらっていたから(笑)あと、僕自身もあまり妻(のトリセツ)や息子(のトリセツ)と比べると、興味を引くものではなかったし。
それでも読んだのは読む視点を変えてみようと思ったから。つまり、直近で僕が妻の母に対し生かそう、ではなく、将来的に白玉(4歳長男)やおにぎり(1歳次男)が母(つまり僕の妻)との関係でこじれかけた時用に、客観的な視点を持てるようにしておこうと思い、読み始めた。
この本は、『口うるさい母親に対し、服従ではなく愛想のもので返す方法』を中心に描かれた取扱説明書であり、対策本。以下の文章を読むだけで、ここが軽くなる人もいると思う。
レビュー、いってみましょう。
第1章:母の機嫌にビビらない人生を手に入れる
→この通り、この本の前提は“面倒”で“おせっかい”な“口うるさい”母親をもっていること。幸い、妻の母や妻はそれに該当しないので、この章はあまり身が入らなかったなぁ。
第2章:母の愛は「毒」であると知る
→親として、自分の正解を押し付けてしまうところは僕にもある。勿論乳幼児のうちはわからないこと、知らないことだらけだからある程度こちらが主導してあげるべきところはあるけども、徐々に自分の正解を子供は持っていくわけだから、いい感じのところで手放してあげるよう意識していきたい。
第3章:母親に巻き込まれないためのノウハウ
→『妻のトリセツ』よろしく心は否定するなと。
第4章:母親を突き放しつつ喜ばす方法
→“エサ”を与えるってなかなかwin-winだよね。
あと、プライベート空間を意識的に互いに確保して邪魔しないのはとても大事だと思った。僕も毎朝の自室でのこうした自由時間で本のレビューしたりPCで写真整理したりするのが生きがいの一つになっているから。だからこそ、子供にも意識して与えていこう。
というわけで、『母親からの解放のされ方』だけでなく、改めて『親としての子供への振舞いの警報』まで記載されたトリセツでした。
気づけばもう10月末。年末に向け、動画編集とか写真整理とかやりたいことがいっぱい。年内読めるのはあと1冊・・・いけるかなって感じ。駆け抜けていきましょう。