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access 30th Anniversary ELECTRIC NIGHT 20222022年5月15日 名古屋DIAMOND HALL限界ヲタクの完全自己満感想文

⚠ネタバレ要素を含みます。
⚠一部限界ヲタク特有の特殊な表現が用いられています。
⚠MCの順序違い等の記憶間違いや、言い回しの違いがあろうかと思います。何卒ご容赦ください。

【セットリスト】
Awake
We’ll
BE NUDE
MISTY HEARTBREAK
JEWELRY ANGEL
AGAINST THE RULES
夢を見たいから
Star Tribal
PINK JUNKTION
BREAK THROUGH THE BIG TOWN
I SING EVERY SHINE FOR YOU
★新曲A
Stand By 
grand muse
Missing 4 seasons
ELECTLIC☆NIGHT
SOUL DYNAMITE
永遠dive
(アンコール)
★新曲B(新曲Aの返歌のような構成)
DRASTIC MERMAID

16:00を僅かに過ぎたころ、2人がステージに登場。
曲は『Awake』から始まり『We'll』へと続く。
Awakeが描画する透明感のある視界、世界が拓けていくこの感じ。たまらん。
音と共に吹き抜ける風を感じさせる歌詞と声とが、ヲタクの語彙を片っ端から狩っていく。
(この曲を一曲目に演奏するのは多分2回目)
開始早々から会場内は多幸感ヒタヒタの満水状態に。やばいもう泣きそう。

We'llは20周年記念生まれの「変化の申し子」であった。
そこからさらに月日を重ね、30周年を迎えた2人がツアーに込めた思いの深さは底知れず。
one love&one heartの歌詞に合わせ、浅倉さんの指先で一つまた一つと形作られるハートは、ヲタクの残りライフに見えなくもない(足りない)

2曲を終え、accessのELECTRIC NIGHTへようこそ〜と、貴水さんのコールが始まる…かと思いきや、
右手に持っていたSyncドゥンドゥンをマイクと間違え
「あっこれ違うっ、だっはっはっはっ」
と、本気ボケ炸裂の大笑い。泣きそうだった涙の種類は別の涙に変わってしまった。
破顔したままの貴水さんのMC後、浅倉さんもドゥンドゥンで喋るフリをして貴水さんの本気ボケを弄る。
「懐かしくも新しい、新しくも懐かしさを感じるような、そんな曲を」
と『BE NUDE』へ突入。本当に懐かしいのに音が新しくて、不思議な感覚に襲われる。音の魔術師恐るべし。
伸びやかでハリのある声の持ち主は30年前と変わらずイケメンである。
途中浅倉さんがKX5を抱えステージ中央へ。そして貴水さんと背中越しのAXSポーーズ。
この時のAXSポーズがどエレぇカッコよく。脳裏にゴリゴリに焼き付いているのでいずれ描ける物なら描きたい(願望)

続く『MISTY HEARTBREAK』は大人好みに味変。
マスク姿の群像に紛れ、一滴の感情も滲ませないまま、誰にも気付かれないように気持ちを飲み下して。
そのまま深く深く沈んで、心のどこかに閉じ込めに行くような、切なさを感じさせる曲調。
自分の手も届かないところで積み重ねられていく想いが、和音とディレイになって訴えてくる。大人って大変。
リリースから28年、まだまだ新しい表情を見せてくれるとか、好きすぎる。

『JEWELRY ANGEL』はほぼオリジナルを踏襲。赤と緑が激しく切り替わる中踊るロン毛のダンサーさん@MVも脳裏にもれなく再現。
あの頃と違うのは、浅倉さんの危険な微笑みは即死級に進化を遂げ、貴水さんのHIGH TONE VOICEは当時のクオリティを凌駕する勢いという点。
超絶高音hiC#が気持ち良くでちゃう喉。人類の宝。最高オブ最高。
終盤サビ前の二人揃ったターンがまたカッコいいのなんの。
その後の『AGAINST THE RULES』では、今回ツアーから登場した新アイテムALESISの電子パーカッションを、浅倉さんがドラムスティック(チップの部分が光るやつ)で華麗にシバきながら会場を煽る。
その間に一度上手ステージ袖にはけ、懐かしのジュリ扇を手に戻り、お馴染みの振り付けを踊る貴水さん。
今日は浅倉さんも同じ振り付けに挑戦しようという素振りを一瞬見せるものの…ぎこち無い表情を浮かべて終了。
JEWELRYでターンはできたのに。かわいい。

『夢を見たいから』は2人が並走してくれているようなリズムと音域のアレンジで、私はとても好き。
輝く笑顔と声で、会場の一人ひとりを見ながら励ますように音を届けてくれる。
こんな二人がいたらどこまでも走れます。
ホントに一番きれいで素敵。惚れてよかった。

ALESISから弾き出されるガイドで空気は一転した。
続く『Star Tribal』では、ステージを飾るツアータイトルの描かれた大きなモチーフが、
未来から時空を超え漂着した遺跡のように見え、荒野化した電子的社会を容易に想像させる。
肉体の存在する次元はコロナに蹂躙され、SNSにポイ捨てされる誹謗中傷と過剰処方気味の倫理感。
それらはspace debrisのように誰かの心に辿り着き、抉(えぐ)り、侵食し、破壊する。そんな未来。
攻略難易度インフェルノ級の現代。こんな無理ゲーやってられるかとロード画面に戻りたくなる気持ちも、別次元への逃げ込みはできないという諦念(ていねん)も、それらが自分の中にあることも、どこか気づいていたりする。
それでも力強い音と声があるから、もう少し歩こうと思える。出来ることなら少しでも良い未来になればいいな、と。
2人にまた会いたいし、それが叶うように。
なんて、こんなに入り込んでしまうのも、時代の逆風さえも全て推進力に変えちゃう音楽のスゴイところ。納得。

さて、やってまいりました課題曲
『PINK JUNKTION』
この曲は会場一丸となって取り組みますので、ここは私もビシッと襟を正して挑みます(文調も丁寧にいたします)
今日も浅倉さん、考えてきてくださいました。
いざ練習か、と構える会場をまずは一旦スルーし「お水のもっ」と、浅倉さんはお水をお飲みになります。
貴水さんも一緒にのもーっとやたらと楽しげな雰囲気。
accessのお二人はお水が一緒に飲めるだけでも楽しいようです。幸せそうでなによりですね。
笑いながら「アイスじゃなくてごめんね」とイケボが謎のフォローをいれます。
マウントともとれる絶妙な空気感で会場をどんどん置いてけぼりにする二人に、ヲタクは奥歯を噛み締めて耐えます。

浅倉さん「名古屋といえば、にこみ!」
しかし会場内は「おー!」とはなりません。
まだ何をさせられるか分からないので、ここは静かに様子を見ます。

「に!//プゥプゥー// 2回」
グワシグワシとドゥンドゥンを握り

「こ!は5回 //ベシベシベシベシベシ// 」
頭を拳で叩き

「み!は//プゥプゥプゥー//3回!」
ドゥンドゥンを再び無慈悲に握りつぶす

「で、その後はこう!(ドゥンドゥンを左右に激しく振る)」
と、ここでIKK◯さんが登場してしまったのか(1日目でもあったのでしょうか)、貴水さん含め会場内の何人かが吹き出します。
それにも構わず
「いい?ちょっとやってみよ」とざわいた会場に向かって続行指示です。
リーダーがそうおっしゃるので続行です。
ところが自分で考えたからといって、すんなりできるとは限りません。
ドゥンドゥンをぶっ叩いた後にグワシと握る動きがちょっとややこしいご様子。
浅倉さんの結局雑にぶっ叩くお姿を拝見し、ヲタクの奥歯にさらに強い力が加わります。

軽い練習を経て、6割程度の完成度ですが本番です。
先ほどの叩きっぷりが気掛かりで、ついつい浅倉さんを見守ってしまいます。
(ぷぅーぷぅー)みずのー
(べしべしべしべしべし)めーいろー
(べっしんべっ あれ? ぐしゃぐしゃあ)のーぼるー ぱらしゅーとー
ぜーろーのかーげーでドゥンドゥンを激しく左右に振り、会場内にIKK◯さんが大量発生です。
それをモロに見た貴水さんは笑っちゃって歌えない状態に陥ります。
次のぷーろーろーおーぐーのIKK◯ポイントでは、マイクを離していたので音声は入っていませんでしたが、
貴水さんが口とフリはハッキリと「どんだけぇーー」っと再現度高めでやらかしあそばされてます。
必死に笑うのを我慢してた私もこれには耐えきれず吹き出してしまいます。
イケメンがあの顔になるのはホント反則ではないでしょうか。
おかげさまで正したはずの襟も顔もぐしゃぐしゃです。

腹筋の痙攣を引きずったまま始まる『BREAK THROUGH THE BIG TOWN』は貴水節満載のポジティブナンバー。
KX5を抱えた浅倉さんもメロディをなぞり、歌うように弾いてくれます。
少々のことは笑い飛ばして、こうして笑顔のまま次の10年もみんなで迎えちゃいましょう。そうしましょう。

大盛り上がりから、お静かにモードへ切り替わって始まる『I SING EVERY SHINE FOR YOU』
(ちなみに別日はTRY AGAIN)
思わず、おおっ!となってしまうくらい、ライブで聴くのはかなりお久しぶりな気がする。
タイトルも歌詞も、音の全てが、ファンに寄り添う気持ちに溢れていて、降り注いで積もっていくよう。
ちょっと二人共まなじり優しすぎじゃない?あれ?天使かな?

「ねぇ、聞いて?私の推し大天使だったんだけど?」
職場でそんな妄言を吐き出しそうなくらいに、脳内キラキラ状態のまま始まる『新曲A』(今のところ全英語詞でDメジャースケールっぽい)
必ずまたみんなで一緒に歌おう、と、願い、お互いに誓い合うような、そんな約束の歌に聞こえる。
リリースする時点でどんな曲に変化しているのだろう。その時が来たら身を清めて正座して聴こう。

『Stand By』
新曲の後のこの曲。お二人共届けたい思いがありすぎやしませんか。
サビの発声、美しすぎませんか。この声の魅力を引き出すメロディ、最高すぎませんか。
旅はまだまだ続くんですね。ついていきます。

再びお静かにモードで『grand muse』とか。
とどめ刺しに来てるでしょう。
これはもう結納するしかないな。

ヲタクが少し正気を取り戻した『Missing 4 seasons』は、一緒にパーカッションできるのが楽しい曲。
会場の人たちの笑顔を映しているのか、二人も満面の笑み。
なんだろう。二人が笑うと、会場が纏う空気の色みたいなものが華やかに煌めく感じがする。

『ELECTLIC☆NIGHT』
待っていましたツアータイトル曲。タンバリンにティンクルがめちゃ綺麗。
この曲の貴水さんの腰つき、ヤケに見応えがあると思うのは私だけか。
そして会場のリズム感の良さよ。サビでキュッと動きが揃うのみんなカッコ良すぎないか。
これステージからみたら相当いい眺めなんじゃないかと思う。

会場が一つになったところで『SOUL DYNAMITE』
KX5に持ち替えた浅倉さん、煽る煽る。ドS。
貴水さんの表情も手つきも腰も追い込みがすごい。

そんな逃げ場ゼロのまま突入する『永遠dive』
これはもう、飛べ、ということですね(精神的な意味で)
会場が明るく照らされ、ALESISもスティックでシバかれ。
声が出せない分キレッキレの腕振りで迎え撃ち、アンコール前は終了。

(MC)

浅倉さんが、ZeppDiverCityの会場内アナウンスについて、で
「エレクトリカルナイト2022って言ってたよね」「ま、つながってるんでいいんですけど」
と、舞浜のカリスマと絡めてちょっと嬉しそう。

【グッズの販促】
ボイスキーフックを出してくる浅倉さん。
キーを抜くと貴水さんの声が鳴り出す・・・が、セリフが中途半端なところで止めるというドSプレイを展開。
「ちょっとお!なんで止めちゃうのお!最後まで聞かせてよお!」
自慢のイケボをみんなに聞かせられなくて悔しそうな貴水さん。
ニヤニヤしながらもう一度キーを抜くと、今度は浅倉さんの声。
『おかえりなさいっ、まってたよ』
聞き終わるやいなや、両手を両頬に当て軽く後ろに仰け反りながら「きゃっ」とマジ照れする浅倉さん。
可愛すぎて一瞬心臓が止まった。

【貴水さんの30ネタ】
なかなか30ネタが見つからなくて苦労したという貴水さん。
ホテルでやることもないし30ネタも無いし、と、ステージ上で焦れる素振りをして見せる。
「携帯の保護フィルム貼り替えようと思って、なんか書いてないかなってみてたら・・・薄さ0.33mm、惜しい!」
30ネタが見つからず、これはもうジタバタしてもしょうがないと腹を括った貴水さん。
流れに身を任せようと、探し回るのはやめ、ネタからやってくるのを待つことにしたのだそう。
「僕、ライブの後絶対マッサージやらないとダメだから、ツアー先でも必ずマッサージしてもらうんですけど。
昨日も名古屋でお願いする人に来てもらって」
マッサージの方はベッドも持ち込みでやってくれるのだとか。
「もうメイクもそのままですみませんね、なんて言いながらやってもらって」
「そしたら・・・キタキタキタキタ(マッサージの人が)お時間になりましたが・・・キター!(ガッツポーズ)もう30分お願いします!」
自分の運を信じ、無事30ネタを手に入れたとのこと。

【浅倉さんの30ネタ】
「名古屋水族館が30周年なんだって、っていう話を、スタッフと話してて」
と、ここで有名な水族館って他にどんなところがあったっけ?と、沖縄の美ら海水族館とか少し水族館の話題に。
このまま水族館で行くかと思いきや、自力で見つけたネタしばりがあるのか、別のものを探してきたらしい。
名古屋公演では、30ネタトークのアリナシ判定が、ひょうきん族の神様風の(世代がバレるな)◯✕うちわを使用した貴水さんジャッジが入るルールがある模様。
ちょっと自信なさげに話し始める浅倉さん。
「名古屋ってメニュー見て頼むと、写真のそれより全然おっきいの出てきたりするじゃないですか」
「ボクね、名古屋来て食べる物で好きなのがあって。海老カツぱん」
みんな知ってる?と会場に軽く振る。
前に来た時にはカツ系が全滅していて食べることができなかった模様。
「で、次に行ったらあって、こーーんな(指で厚みを強調)キャベツが・・・さんじゅうみり(チラッ)」
貴水ジャッジを、ぎゅっと目を瞑って手を合わせ「おねがいしますおねがいしますお代官さま」と拝む浅倉さん。
うちわのバツ・・・を出しかけて無事マルがでて大喜び。よかったよかった。

【MCの締めくくり】
30年という月日に、感慨深げな二人。
「30年、この声維持してるのすごく無いですか?」ねぇ、どうですか?と会場に自慢げに問いかけながら、貴水さんの声を褒める浅倉さん。
「大ちゃんの素敵な音楽を汚(けが)しちゃいけませんから」と誇らしげに語る貴水さん。
こうやって堂々と褒め合える関係って素敵。
お互いが相手の信頼と期待に全力で応えているからこそ、できる振る舞いなんだよねきっと。
くぅ、尊い。

アンコール後は『新曲B』を披露(新曲Aの視点変更のような印象。聞いた時点ではバラード調)
未完成。
手探りしながら丁寧に丁寧に、気持ちを重ねて織りあげているような旋律と、綺麗な声。
次に聴ける時はどんな曲になっているのか。すっごく楽しみ。

大ラスは『DRASTIC MERMAID』
こだわり抜いたセトリの大ラスにドラマメを持ってくるのは、次を待ちきれなくさせたい思惑か。
もしもそうだとしたらヲタクはまんまと嵌ってる。なんという策士。
サビで手を左右に大きく手を振る時、貴水さんは長い手足とキレのある動きでテライケメンなのに、
浅倉さんはなんでそんな可愛いことになってしまうのだろう。
ご存知の方がいらっしゃったらご教示願いたいです。

【ENDING】
大ラスが終わり、貴水さんがちょっと早口で、でもすごく真剣な表情で話してくれた。
その中に「命懸け」という、自分達の覚悟を示す強い決意の宿った言葉があって、胸が震えた。
浅倉さんは「リアルしか勝たん」って今風に表現していたけど、
また必ず会いに来るという気持ちが伝わってきて頼もしいやら嬉しいやら。
どんな時でもこうして思いを届けに来てくれる二人を、これからも全力で応援させてください。

下手側のステージ袖に向かいながら、高めの声の「愛してるよ!」と、可愛い人が指で作ったハートは勇ましくグーパンですっ飛ばして。
2022年5月15日の名古屋公演は終了。

このままラストまで無事に駆け抜けられますように。

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