安心してください!成型肉はマクドナルド品質!

ローストビーフ、実は成型肉だったと消費者庁は、マクドナルドへ景品表示法違反で措置命令を行った。

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日本マクドナルド株式会社に対する景品表示法に基づく措置命令について

消費者庁は、本日、日本マクドナルド株式会社に対し、同社が提供する「東京ローストビーフバーガー」及び「東京ローストビーフマフィン」と称する料理並びにこれら料理を含むセット料理の各料理に係る表示について、景品表示法に違反する行為(同法第5条第1号(優良誤認)に該当)が認められたことから、同法第7条第1項の規定に基づき、措置命令を行いました。

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ローストビーフの肉の量を増やすため、成型肉を増やし昨年8月9日~9月上旬まで期間限定した東京ローストビーフバーガー、東京ローストビーフマフィン490万個販売した内約6割が成型肉だったという。

時事ドットコム(2018/07/24-18:19)の記事からマクドナルドの本音が見えてくる。

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同社は、ブロック肉と成形肉は、工程は違うが品質は変わらないと強調した上で、「今後、お客さまには正しく、分かりやすい広告表現を行う」とコメント。再発防止に向け、広告表示に関する社内の勉強会を実施するなどとしている。

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「ブロック肉と成形肉は、工程は違うが品質は変わらない」と意味不明な主張している。

成型肉はマクドナルド品質だから安心しなさい、問題ない、ということだろうか? 問題なのは品質ではなくローストビーフとして売っていた6割の商品が実はローストビーフではなかったというまぎれもない事実である。極一部ならば言い訳にもなるが、6割というから確信犯だ。

つまりローストビーフとして購入した6割のお客さんに対しての嘘をついていたということである。成型肉はマクドナルド品質であるとおもうがお客さんにとっては成型肉という事実に変わりはない。

「ブロック肉と成形肉は、工程は違うが品質は変わらない」であればテレビコマーシャルで「安心してください!ローストビーフではないですが成型肉はマクドナルド品質!」とPRすれば「正しいし、分かりやすい」のではないだろうか。

思い出すのが使用期限切れの鶏肉を混入したチキンナゲット事件。

日本マクドナルドは上海福喜食品有限公司から日本国内で使用する「チキンマックナゲット」の約2割を輸入していた。

当時、日本マクドナルドはチキンマックナゲットの販売を中止したが、マクドナルドHPお客様相談窓口「よくあるご質問」には、厚生労働省、外務省、中国政府へ確認しているが成分規格外、基準外の報告もなく輸入したチキンマックナゲットは問題がない。チキンマックナゲットを中止したのは、「お客さんの中国産チキン製品への懸念が高まったから」としている。

使用期限切れの鶏肉を混入したチキンナゲットなのかどうか現場で確認すれば早いし確実なのに、厚生労働省、外務省、中国政府に確認すること自体おかしな話で問題のすり替えと言われても仕方がない。

使用期限切れの鶏肉を混入したチキンナゲットが、本当は存在していなかったなら「輸入していない」と主張すればいいしメディア報道を批判してもいいのではないだろうか。

マクドナルドはお客さんのことを真摯に考えているのだろうか?

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【マクドナルドHPお客様相談窓口「よくあるご質問」】

Q;2014年7月に問題になったあのナゲットは本当に日本のマクドナルドで販売されたの?

A;問題の「チキンマックナゲット」が日本に輸出されたかどうかについては、日本政府は、中国政府から問題ない旨の報告を受け、日本国内で発表しております。また、日本向け輸出製品に関する情報は、現在、厚生労働省が外務省を通じて中国政府に確認中ですが、日本向けの輸出製品に成分規格外や基準外があったとの報告は現在のところございません。

Q;中国のチキンを中止したのは何かチキン製品に問題があったからなの?

A;いいえ、問題があったわけではございません。2014年7月25日時点で、お客様のマクドナルドの中国産チキン製品へのご懸念が高まっていたことを受け、マクドナルドは、すべての中国製チキン製品の調達を中止し、タイ産に切り替えさせていただきました

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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33337350U8A720C1CR8000/

http://biz-journal.jp/2013/11/post_3443.html

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