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9 きっぱりと一人で行け! 

OSHOのダンマパダというタイトルの本の中に、ある言葉を見つけた。
「旅人が、ともに行く師や友人を見つけられないのなら、
きっぱりと独りで行け!
愚か者を仲間とするよりは」

友とは何だろう?・・・としばらく考えていた時期だった。
20年位前の事だ。その時期、親しくしていた一人の友人がいた。
双方に子供がおり、子供達にはその子らしく、自由に羽ばたかせてあげたいという共通の思いがあった。共にキャンプにもよく出かけた。
母の様な雰囲気を持つその友人に、私は深い信頼を寄せていた。
だが、ある出来事をきっかけに、その友人とは疎遠になってしまった。
最後は納得のいかない別れ方をした。

すでに大事なものも巻き込んでいたので、正面向いて自分自身を見る必要があった。
関わっている人達とも、きちんと話し合う必要があった。
だが私はそれをしなかった。投げやりな態度で大事な事を決めてしまっていた。
その時の私がすべき事は、熟考し、自分自身をしっかりと見つめ、逃げずにいる事だった。 
だが、私は逃げた・・・。   
その後、私はとても大切にしているものを手放すことになる。
その代償ははかりしれないものだった。

孤独とは何だろう。勇気の事ではないだろうか?
独りでいる勇気。
OSHOの言うように、愚か者を仲間とするよりは、きっぱりと独りで行け!
なのだ。

その前に、自分自身をよくよく観ることだ。
それは、痛い!辛く感じる、だが逃げずにしっかりと自分自身が見るべきものだ。愚か者は私ではないか・・・。

自分が納得のいかない状況、後悔の理由を手づかみにし、
自分自身で、しかとそれを観るのだ。
再度それを意識を持って、生きる必要があるのだと思う。



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