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ライブハウス、ライブバーを配信するということ。


こんばんは!
神戸のローカルミュージックシーンで活動中の
ロックミュージシャン、石川ヨナです。

今回の挑戦について、
何人かの方々にお声かけ、
ご協力をお願いしてみました。

(挑戦内容については前回記事をご参照下さい。)




配信機材や音響周りに関して

生ライブの良さを配信で届けたい、となると、音響や映像の臨場感、出来るだけ質の良いものにする必要があります。(限られた資金の中ですが...)

この点は神戸のローカルミュージシャン仲間が担当してくれることになりました。
長年この街のローカルシーンで活動してきた彼なら、この街のライブ現場の空気感を良くわかっていますし、
どう伝えるべきか肌感覚で理解してコーディネートしてくれるのではないかと思います。
現在は機材環境について色々調べて取り組んでくれています。


今回の実験で使用させていただくライブ会場はアコースティック専門の演奏のスペースMKさん。

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配信はカメラ3台で、スイッチャーを用いての切り替えを考えています。

さらに、配信の仕方やネット上でのお金の流れについても知識のある方なので、アイデアをご協力頂くことになっています。
今のところ、何らかのライブストリーミングの投げ銭システムを利用する方向で検討しています。
また、スポンサーをつけてCMを流すことも検討しましたが、配信サイト側の利益など規約の問題で難しそうです。




番組の構成、シナリオに関して

ライブハウスの配信は大抵、定点カメラによる流しっぱなし映像でした。

(スキマスイッチさんの配信ライブより↓)


これを、ライブ会場にあまり行ったことのない、音楽にさほど関心の無い方に見てもらうと、『飽きる』という感想を頂きます。スイマセン…(笑)💦

この企画で云わば副産物として期待できるのが、今までライブハウスやライブバー等には興味が無く縁遠かった方々にも、この業界を気軽に覗き見してもらえるという点です。ファン層を増やせる可能性があり、この機会を有効に活用したいと考えました。

そこで、番組の構成演出を、全く別ジャンルの、劇団の座長をされている方に依頼してみました。
案の定、新たな視点から風を吹き込んでくれそうです。
参考として教えていただいたのが、歌舞伎の生の舞台をそのまま撮影して、全く別物の映像作品にする『シネマ歌舞伎』というもの。この考え方を応用してはどうかと。


あまりに作り込むのは逆にライブの良さを損なうと思うのですが、
配信番組という新たな1つのジャンルとして、もう少し整備したいと考えました。

特に気にかかっていたのが、ブッキングライブのバンド転換時の退屈な時間をどうするか。

実際にライブ会場にいる時はドリンクの注文に行ったり、トイレに行ったり、渡されたフライヤーを眺めて次の出演者を待ったり。バーのマスターや久しぶりに会った友達と近況を喋ったり、新たな出会いがあったり、そんな時間でもあります。

この時間を、どう繋ぐか。

色々なアイデアを出していただいたのですが、一番実現できそうなものが、“Mステ方式”でした。
次の出番以外の出演者陣に、バーカウンターに並んで座ってもらい、リラックスして好きなお酒を呑みながら、タバコを吸いながら、司会者のインタビューに答えてお喋りしてもらう。なるべくカッチリさせず、ゆるっと、ライブバーにいるときの感じで、克つ、グダグダにならずなんとなくまとまるように...司会者の腕が問われますが...。
ライブストリーミングの機能を使うと、ここで視聴者のコメントにリアルタイムでお返事したりもできるので、面白いのでは無いかと思いました。やってみないとわかりません。
(背後に、セッティング中のステージが見える、または副画面でセッティングの様子を流す。)



広報、宣伝に関して

実はこの感染症騒ぎが起こる以前から、私のバンド“Ishikawa Yona Band”は、ひとつの目標を掲げて動き出していました。

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新しいアルバムのレコーディングと、神戸の老舗ライブハウス、チキンジョージでの2021年2月20日ワンマンライブです。

(official Facebook告知解禁時のお知らせ投稿がこちらです。)

そして、目標へ向かって、クラウドファンディングを立ち上げることに決まっており、請け負ってくださる方との出会いもありました。

その矢先での、この感染症騒動でした。

昨日、このクラウドファンディングの打ち合わせがあり、ご担当くださる方と、状況の変化の中で様々なことが話し合われました。

私個人はクラウドファンディングの経験は無く、こういったことには全く疎かったのですが、クラウドファンディングにはそれそのものにある種の宣伝効果があり、ひとつのホームページとして、日々新たなニュースが更新されて行くものであることを、恥ずかしながら初めて知りました。
その他のインターネット上の様々なツールを駆使して、この実験的取り組みをアピールしていく流れを話し合いました。

この、noteというツールとの出会いもそうですし、ライブストリーミングという世界も初めて知りましたし、インターネットが不得手な私のようなものには、本当に多くの学びの時となっています。

今後、クラウドファンディングご担当の方とも連携して、最近の世の中の便利な知識を様々勉強しながら、広報活動にも励んで行こうと思います。





1つのモデルケースとして

私たちが行うのは、ローカルミュージックシーンでのひとつの小規模なモデルケースという位置付けになるかと思います。
これらの実験レポートを公開して行くことによって、ライブハウスはじめ、様々なエンターテイメント分野での取り組みに、応用、活用をしていただけたらと願っています。

使用機材、宣伝方法、財務内訳、など、
今後、取り組みの細かなことを発信して行こうと考えています。


 

最後に

文化、芸術は、人間社会が疫病や戦争など、何らかの危機に貧したとき、真っ先に打撃を受ける分野だと言います。
しかしながら、危機に貧した社会で、人々の心を支え励ますためにたいへん重要で、底力となっていくものが、文化、芸術の力であると信じています。

いかなる社会的状況にも耐えうる、タフな、文化、芸術の、人々への提供環境を構築することを目指します。




乱文すみません。
現状報告でした。

またお知らせさせていただきます。



皆様の応援を心より、
よろしくお願いします!




感謝。



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