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0℃でフロー状態

またまたタイミーで新しいアルバイトに行ってきた。
今回の仕事は冷凍食品のピッキングだ。
仕事内容にも興味がないことはないが、家から自転車で行ける距離だったのが大きい。

食品工場で働くのはあんこ工場ぶりだ。

↑あんこ工場のこと

このあんこ工場がかなり緩かったので、今回の仕事も正直楽だろうとナメていたのだが・・・

結論から言うと死ぬほど忙しかった。

仕事内容

まずは気温0℃の冷蔵倉庫に入り、次々と箱が流れてくるレーンに15人くらいズラッと並ぶ。
15人それぞれ手元に8種類くらいの食品があり、流れてくる箱に指示された食品を入れていくという作業だ。

箱によって入れる食品が違うので、最初はかなり手こずった。

8種類の食品をA〜Hとすると、手元に
「この箱はAとD」
「この箱はC2つとDとG」
「この箱は何もなし」 
みたいな感じで指示が出るので、その通りに入れていく。
入れ終わって手元のボタンを押すと、次の箱の指示にが出てくる。

時間がかかりすぎると、自分の前の人から箱がどんどん箱が来てたまってしまうし、次の人も作業ができないのでずっと必死だ。

これがまず3時間続いた。

ずっと必死だったので腰が痛いし、時計を見る暇もなかったので、どのくらい時間が経過しているか全然わからなかったのだが、3時間も経っていることにびっくりした。

そこで食事休憩をとり、また同じ作業。
次に10分間だけ休憩し、また同じ作業。
これが全部で8時間だ。

時間が経つのは早かったが、流石に疲弊してしまった。

報酬

実働7時間で8,000円ほど。
交通費がかかっていない上に長時間だったため、一番身入りは大きかった。

ーー

0℃の倉庫内は当たり前だが寒く、かなり過酷だ。
-27℃のモンゴルでバス停を探し歩いた経験がなければ心が折れていたかもしれない。

↑モンゴルのこと

しかも作業の説明もほとんどない状態でスタートだったので本当に大変だった。

しかし、何時間と同じ作業をしていると、身体がなんとなくだが覚えてくる。

指示された食品を箱に入れてボタンを押す

指示された食品を箱に入れてボタンを押す

指示された食品を箱に入れてボタンを押す

指示された食品を箱に入れてボタンを押す
指示された食品を箱に入れてボタンを押す
指示された食品を箱に入れてボタンを押す
指示された食品を箱に入れてボタンを押す
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気がつけば私の頭の中にはなんの雑念もなかった。
今が何時かとか、就活のこととか、疲れとか、眠気とか、喜びとか、何にも感じない。

ただ、箱に食品を入れてボタンを押すだけのマシーンと化していた。

この感覚、、いわゆるフロー状態だ。
仕事に没頭している時に突如として訪れるハイパー集中力モードだ。

まさか気温0℃の工場内でフロー状態になるとは思わなかった。

薄い高揚感だけが頭を支配し、頭で考えると同時に手が動く。
終わったあとは心地いい疲労感が広がる。
久々に仕事したなーという感覚だ。

松の家でカツ丼を買って帰る。
いつも選ばない上ロースを選んだ。

それは些細だが、私にとってすごく大きな違いなのだ。

つづく!

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