ヒトデの物語
人類の歴史の積み重ねがあって、
「歴史は繰り返す」という言説があるんだけど、
それは言外に「人の本質は変わらない」「人間は成長しない」みたいに言っているようで、僕は嫌いだ。
人間は、過去から学ぶことができる。
よりより未来を創っていくことができる。
「よりよいとはなにか?」という問いに、誠実に向き合うことができる。
それは僕の信念に近い。
大きな戦争がなくなって、まだたったの80年弱とかだ。
武力、軍事力っていうのは厳然として存在している。
日本社会で女性の参政権が生まれてからも、まだたったの70年とかだ。
500年後の教科書、1000年後の教科書には「この頃の人類はまだ、自分たちに軍事力が必要だと思い込んでいた」と書かれているかもしれない。
「金利が存在していて、お金持ちはお金を貸すことで潤い、お金がない人はお金を借りなければ生きていけないという構造が許されてた」と書かれているかもしれない。
僕たちは、学んでいくことができるし、
「より良いとは何か?」について、想像することができる。
一人の力は小さなものだ。
小さなものだけど、無力ではない。
この違いは、とてつもなく大きい。
微力を尽くして、
そうやって生きていく。
ヒトデの話を、お師匠さんが教えてくれたんだけど、
僕の心をとてもゆさぶる
http://earth-words.org/archives/11953