
「この試合に関しては、自分に責任があると思っています」。試合終盤の決定機逸脱を悔やむ小林悠。エースとして勝敗を背負う彼に、鬼木監督がかけた言葉とは?(リーグ第16節・ガンバ大阪戦:1-1)
吹田スタジアムでのガンバ大阪戦は1-1の引き分け(※画像は去年の写真です)。
最後までお互いに攻め合う展開でした。死力を出し尽くしたのでしょう。試合終了の笛が鳴ると、少なくない数の選手がその場に座り込む姿がありました。
スコアこそ1-1でしたが、がっぷり四つで噛み合ったゲームだったとも言えます。試合を振り返る選手の口からは「楽しかった」という言葉が聞かれました。
「引いて守ってくる相手ではなかったですからね。シュート数が多かったし、崩された部分もあったけど、試合をしているな、サッカーしているな。そういう実感もありますね。楽しかったです。これで最後の決定機を決められたら、良い試合だったなと言えるのですけど。そこが悔やまれます」(小林悠)
「攻守に激しい試合展開だったし、球際もお互いにバチバチとやっていた。キツいけど、充実はしていたし、やっていて楽しかったですね。『戦っている』という感じだし、久々にそういう相手とやれた。そういう試合はしびれます」(谷口彰悟)
実際、見ごたえのある試合だったと思います。レビューでは、そのへんの攻防を詳しく読み解いております。では、今回のラインナップです。
1.「オ・ジェソクもそうですけど、井手口もそう。マンツーマンでつかれないように、一瞬で困るようなポジショニングに気を使っていました」(登里享平)。前半の左サイドを絶妙に循環させていた、ノボリの位置取りと、その巧みな駆け引きを解説。
2.「ケンゴさんは(自分で)スルーした時点で、逆サイドの自分がシュートを選択すると思っていたみたいです。『打ってくれたら』と思ってスルーしたら、それが自分に戻ってきたからビックリしたと言ってました」。先制点の場面で、登里享平がシュートではなく、「折り返し」を選択した理由。
3.「中途半端な位置を取ってしまっていて、自分が中にいれば(クロスを)弾けた。悔やまれますね。良いチームはそういうところを狙ってくる」(谷口彰悟)失点時に起きていたエアポケットの原因。そして、あのとき谷口彰悟はなぜ持ち場を離れてしまったのか?
4.「この試合に関しては、自分に責任があると思っています」。試合終盤の決定機逸脱を悔やむ小林悠。エースとして勝敗を背負う彼に、鬼木監督がかけた言葉とは?
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プレビューはこちらです。➡️試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第16節・ガンバ大阪戦)(※気をつけるべきポイントとして挙げていた「ポイント4」の形でやられたので非常に悔しい!)
読み応え、たっぷりです。どうぞよろしくお願いします。では、スタート!