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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第5節・FC東京戦)

3月30日はUvanceとどろきスタジアム by FujitsuでFC東京戦。多摩川クラシコですね。

 鹿島アントラーズに敗戦し、リーグ3連敗で中断期間に入りました。約2週間のインターバルがあり、チームとして有意義な時間として過ごせたのか。そこが問われる一戦でもあります。

 試合前々日、鬼木達監督のオンライン囲み取材がありました。
鬼木監督にとっても、腰を据えてじっくりと選手達がトレーニングに取り組める時間になったはずです。この2週間を振り返っての、率直な感触を尋ねてみました。

「鹿島戦を経て、改めて自分たちの目指すものをゼロからスタートして、しっかりといろんなものを構築していこうという気持ちになっています」

 もう一度、いろいろなことを構築していく。
「ゼロからのスタート」という、チームのリセットを感じさせるフレーズを口にしたことに少し驚きましたが、これまで負けたことのなかった鹿島戦での黒星は、鬼木監督にそれを決断させるだけのものだった、とも言えるのかもしれません。

 では、何を積み上げていくのか。トレーニングを通じて重視した部分、強調した部分について尋ねると、自分たちのスタイルに立ち返ったことを挙げていました。

「自分たちからしっかりと主導権を持って攻撃的に戦うこと。どんな状況でも怖がらずに全員がボールを受けに来たり、もらうことだけではなくて、いろんな選手が顔を出しながら相手を見て戦うというところを強調しながらやってきました」
 
 もちろん、ピッチ上での戦い方やスタイルうんぬんのポイントはあります。ただその後の話を聞く限り、指揮官が今回の等々力で示したいのは、それよりもマインドのようにも感じました。選手達にもそこを伝えていると言います。

「フロンターレとはどうやって戦っていくのか。そういうところを自分たちでしっかりと意識した中で戦っていこうという話をしています。自分たちらしさという言葉があっているのかどうか分からないですが、それが伝わるゲームにしたい。勝ち負けはあると思いますが、それ以前に、自分たちの戦いはこうだという姿勢を見せようという話をして、今週ずっとトライをしています」

 迎える伝統の多摩川クラシコ。チケットは完売しています。


クラブの哲学と哲学がぶつかり合うのが、クラシコです。ピッチに立つ選手達が、どういう志を持って闘ってくれるのか。しっかりと目に焼き付けたいと思います。

こちらは前節のレビューです。

では、試合の見どころを語っていきます。今回は2週間あったので、大ボリュームです。


プレビューのスタートです!

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