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鬼木フロンターレを読み解く講座vol.6〜攻撃の進化とともに掴んだ確信。

どうも、いしかわごうです。

第6回目はピッチ内の分析として、2017年シーズンにおける攻撃面の変化を語りたいと思います。

シーズン序盤こそ、思うように複数得点が奪えずに低迷しましたが、中盤以降は高いレベルで攻撃が安定し、順位も巻き返し始めています。特に夏場以降ですね。怪我もあってやや出遅れていた家長昭博が急激にフィットし出すと、阿部浩之とともに両翼に欠かせない存在として攻撃陣に君臨しています。

 そうしたピッチ内で起きていた攻撃面の成長として、「5バックの相手をどう攻略するのか」という課題を改善したコンサドーレ札幌戦、5試合連続無失点で4バックの守り方に自信を持つ相手を3-0で一蹴した横浜F・マリノス戦を例として説明していきたいと思います。

この2試合がどんな試合だったかを覚えていない方は、こちらのハイライト映像を見ておいてください。

 第23節の北海道コンサドーレ札幌戦(2-1)のハイライトはこちら。

続いて、第25節の横浜F・マリノス戦(3-0)のハイライトはこちらです。チームとしてのパフォーマンスに関していえば、僕はこの試合がこの年のベストゲームだったのではないかと思ってます。

いま見直すと、少し懐かしい試合ですね。この試合後の中村憲剛は、「最小失点のマリノスから3点取れたということは、いまのサッカーが間違っていないという自信にもなる。自分たちのプレーを体現できた」と胸を張っています。

さて。

この「鬼木フロンターレを読み解く講座」は、4月3日に予定されていたJリーグ再開に備えて、10回前後でまとめる予定で22日から始めました。しかし25日のJリーグ臨時実行委員会でJ1リーグは5月9日からの再延期が発表されています。

・・・だったら別に過去3シーズンを10回前後で早足でまとめる必要もないなと気づき、より丁寧に進めていく方向で舵を切ってます。第6回の時点で、まだ2017年シーズンの振り返りをしていますからね。残り4回で2018年と2019年をまとめるのは無理筋です。

 ということで、当初の予定よりも長い期間でお付き合いしてもらうことになりそうです。これが全部で15回になるのか、20回になるのか・・・自分でもまるでわかりませんが、最初に買い切りでマガジンを購入してもらった方に追加料金が発生することはないので、どうぞご安心くださいね。

ということで、第6回目の講座です。記事はバックナンバーを含めて記事別で購入できますが、「全部読みたいぞよ!」という鈴木蘭々的な人はマガジン形式で買っておいた方が圧倒的にお得です。

鬼木フロンターレ読み解き講座マガジン

では、スタート!

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