見出し画像

【警視庁Ⅰ類の小論文】過去問・模範解答例文集【ゼロからはじめる警察論作文 / 警察官採用試験対策】

🟦 更新情報 - 2023年4月23日
警視庁Ⅰ類 令和4年度試験の解答例を追加しました。

こんにちは、イシカワです。

本テキストは、警視庁I類の小論文対策に特化した模範解答例文集です。

過去10ヵ年分の模範解答例と、論題に関する周辺知識を集約してあります。

小論文対策の最短ルートは、良質な解答例を読み、それを参考に演習を繰り返すことです。本テキストを活用することで、小論文試験に必要な知識を短期間でインプットできるだけでなく、余った時間は他の試験対策に投資することができます。

※ 警視庁Ⅲ類 ( 高卒程度 ) の作文対策はこちら
※ 複数の都道府県警を併願受験する方はこちら

イシカワ塾 画像編集用 (黄金比).014

本テキストの特長

✔︎ スマホさえあれば、いつでもどこでも勉強できます。通勤通学などのスキマ時間の活用に最適です。

✔︎ 本編中に収録している情報は、警察庁発行の警察白書をはじめ、すべて公的な文書の内容に準拠しております。これにより、信頼性の高い情報を答案に盛り込むことができるようになります。

✔︎ 模範解答だけでなく、周辺知識も合わせて解説しています。各論題の背景を本質から理解することで、あらゆる出題に柔軟対応できるようになります。

✔︎ 情報の信頼性をより高めるため、テキスト全編にわたり元警視庁職員による監修を受けています。実務に精通した者によるレビューを徹底的に受けたテキストですので、クオリティーは保証いたします。

✔︎ 通常の参考書と異なり、購入後のサポートも万全です。今後も最新の解答例を追加していくほか、社会情勢の変化を踏まえて内容を随時更新していきます。なお、更新に伴う追加料金はありません ( 本テキストは買い切りコンテンツですので、購入後の追加のお支払いは一切ございません ) 。


サンプル解答例

収録している解答例のうち、一本をサンプルとして公開しております。ご購入前の判断材料になさってください。

【 論題 】努力して困難に打ち勝った経験と、そこから得たことをどのように警察官として活かしていきたいか述べなさい。(警視庁 I 類・令和2年度試験)

 私の人生において、最も大きな困難に直面したのは大学時代の部活動である。

 大学一年生の春、私はアメリカン・フットボール部に入部した。未経験者としての入部であったが、カラフルな防具に身を包み、猛々しいプレーを繰り広げるアメリカン・フットボールのプレイスタイルに憧れていたことから、誰よりも早く入部届を提出した。しかし、その後の選手としての成長はとても険しいものだった。高校でサッカー部に所属していた私は、持久力には自信があったものの、体の線が細く、アメリカン・フットボール特有の激しいコンタクトシーンには苦手意識があった。さらに私の同期生は、高校の強豪アメリカン・フットボール部からの特待生や、ラグビーや柔道の経験者が多く、彼らと日々比較され続けるのも大きなプレッシャーであった。

 この困難に直面して以降、私は日々のトレーニング内容を大きく見直した。具体的には、筋肉を大きくするウェイトトレーニングに積極的に取り組み、食事も肉中心の高タンパク質メニューに切り替えた。持久力は同期の中で一番秀でていたことから、あとは身体を大きくし、激しいプレーに耐えられる土台を作るべきと考えたのだ。そしてこの取り組みが功を奏し、二年次のリーグ戦では念願のスターティングメンバー入りを果たすことができた。

 この経験から私が学んだのは、「いかなる困難も、状況を冷静に分析し、対策を立てることで乗り越えることができる」ということである。そして私はこの教訓を、警察官として活かしたいと考えている。

 たとえば、私は将来、犯罪抑止対策本部で働きたいと考えているが、ここで取り組まれている特殊犯罪対策は、一筋縄では奏効しない事案が多いと聞く。情報技術の発達に伴い、犯罪の手口が複雑化・巧妙化しているからだ。犯罪を社会から根絶するためには、常に犯行グループの動向を分析し、実効性の高い対策を講じなければならない。至極地道でひたむきな職務だと思うが、このような仕事において、私の経験は役立つだろう。

 どんなに大きな困難に直面しても、物事の状況や因果関係を冷静に分析すれば、必ず事態を打開するための糸口が見つかる。大学時代の経験は、私にそのことを教えてくれた。これまで培った教訓を活かしながら、警視庁警察官として職務に邁進していく所存である。(946字)

このような文章を書く秘訣を解説していきます。

それでは、本編をどうぞ。

ここから先は

23,002字 / 3画像
この記事のみ ¥ 2,980

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?