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私にとって「空手」とは...

先週、インスタ経由で私と空手をやってみたい!と言うご連絡がありました。

ご依頼主は私と同い年のママさんと3歳の息子さん。

戦隊モノのヒーローに憧れ初めたのがきっかけでした。本人は空手に興味を持ったものの、近くに通える道場などもなく(コロナの影響でほとんど閉まっている事もあって)私がやっている、オンラインで空手稽古に興味を持たれました。


3歳の子供は教えたことが無かったので、そもそも、受けて良いものか...内容もどうしようかと悩みました。でも、お互いまずは「実験」でやってみることに...。

当日に限って、私のパソコンの調子が悪くなり、どれだけ設定をいじってもマイクと画像が映らない。見えない。と言う初回にして最悪の事態が起き、最終的にスマホに切り替えさせてもらってやりましたが....


小さい子供向けの稽古をつけさせてもらうことで、どれだけ「楽しく」「わかりやすく」教えられるかをこれまでの人生で一番、考えさせられるきっかけになりました。


戦隊モノに憧れると、どうしても「悪い敵」をやっつけなければ!!
と言う謎の正義感が子供心に植えつけられます。私自身、空手を始めたばかりの頃を思い出すと....小学校の高学年の時でしたが、学校内で1番年上のガキ大将ってのがいて。もし、いつか私や身の回りに災難が降りかかってきたら一撃必殺で懲らしめて、誰かが学校生活を平和にしなければ!と密かに思ったりしていました。(内心、そんなことが本当になったらどうしようとドキドキしてなるべく避けていたけれど。笑)


でも、実際のところ、そんな気持ちは一切、不要で。
大人になって思うのは、世の中で本当に自ら悪意を持って悪になった人なんて居ないだろう。むしろ、物事の受け取り方で勝手に自分が攻撃されたと思い込んだり、何かしらの恐怖心から本能的に自分を守ろうとすることで相手を傷つけていたり...

むしろ、自分が正義だ!!と思って振りかざしたそれが言葉であれ、態度であれ、他人への攻撃になりうることだらけなんじゃないかなと気づくようになりました。

なので、私はこの2つを軸に、親子で楽しく体を動かしてもらう時間を作ることにフォーカスしました。


・空手は絶対、自分から攻撃しないこと

・空手は自分がなりたい「ヒーロー (理想の姿)」になるための心と体の修行ツールであること。


これは今、私自身が日々、子育てしながら葛藤し、未だに向き合っている部分でもありますが....

空手に限らずですが、特に格闘技系の稽古は先生の教え方によって子供が変な自信をつけてただ、アグレッシブになってはもともこもない...と強く思うんです。

実は誰とは言いませんが、同じ伝統空手で、親がその流派では名の知れた道場の師範で世界に通用する日本のトップレベル選手の人でも、ちょっとしたことで、すぐにかっとなって学校で問題児になってたり...他にも何でだろう??ってことが過去にあります。



なので、特に小さい月齢の生徒さんに関しては技術がどうのこうのとかレッスンでは気にしないことにしました。


有難いことに、初めてのお稽古でも最初から最後まで積極的に関わってくれて、来週もやりたいと言ってくれたので、私も一緒に成長させてもらおう!
そんな気持ちで、今、新たなワクワクした気持ちで空手に向き合っています。



P.S: noteでのオンライン空手サークルを開いてみたものの、まだ、会員ゼロ!(自慢できない)なので、大人向け空手サークルのあり方を考え直しています。じょ、助言求むッ!!



サポート頂けましたら、飛び上がって回転して後ろ回し蹴りする勢いで喜びます!!あなたに「元気玉」を南半球から、念じてお送りします。