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Let's sign, me too. 

アースデイジャパンネットワークの応援団(エバンジェリスト)の石川淳哉です。少し外側だけど、心は一つって感じの立場なのかなと思ってます。元々は広告のプロデューサーでインテル、キヤノン、トヨタ、BMW、ソニー、アップルコンピューター、アドビ、資生堂、ユニリーバなどを「クライアント」として仕事をしてきましたが、今では「地球」がクライアント。「地球」は、困っているくせに予算とスケジュールとお題を用意してくれません。だから自分でプロジェクトを起こしてみんなを巻き込んでいく手法をとるソーシャル・グッド・プロデューサーとして生息、太陽光エネルギーを注⼊したEVで全国を旅しプロジェクトの種を蒔いてます。


署名が何の役に立つの?って思ってた。

僕は強面だと言われるが、強めの主張がずっと苦手だった。例えばグレタちゃんの言う方向性は100%アグリーなんだけど、ハンストやデモや署名活動ってどうなの?もっと効果的な方法はないものだろうかと考えてきた。

一方、職業柄アートやデザインの力で役立つことは何かないかと「世界がもし100人の村っだったら」「retiredweapons」(後述)と、もがきに近い模索をしてきた。

が、戦争は起きる。ロシアが仕掛けたウクライナ戦争はもうすぐ二年。何の解決も見ないままに今度は今年10月7日ハマスによるテロ行為が火種で、イスラエルによるガザ侵攻が始まっている。アートやデザインが何の役に立ったのか?無力感に苛まれる日々が続く。

僕は悩んでいた。齢61にして最大の渦中にいた。

今回の署名の流れと意味

phase1
僕が顧問を務める「一般社団法人世界平和映像祭」主宰の関根健次は、バックパッカーでガザに行った時の体験から、社会課題解決映画配給会社「UNITED PEOPLE」を立ち上げた。世界中から関根の選択眼で買い付けられる映画は、社会課題解決を志す人々の知識となり、筋肉となり、勇気になった。僕もそのうちの一人だ。

phase2
関根の熱い想いは、東京証券取引所 プライム市場の経営者・井上高志を惹きつけた。「平和実現」っていうのは誰もの夢であるはずなのに、大企業にとって全面に掲げづらい夢だ。ところが、上場企業・株式会社LIFULLは、本気で「企業が社会課題を解決する 夢は世界平和と人類の幸福」公言して憚らない。こんな企業は他に類を見ない。企業が大きくなればなるほど、軍用技術、車輌や航空機そのものや部品、軍の楽団に楽器を納品とか、関わってしまうと言うのが大きな理由らしいが、兎にも角にも「環境実現カンパニー」と謳われることはあっても「平和」を最前線に謳うことは日本ではなかった。井上は、関根とともに2019年「PEACE DAY財団」を立ち上げ、世界PEACEDAY(毎年9月21日)を日本でも毎年開催することになる。

phase3
2023.11.2 PEACEDAY財団は署名を集め始めた。

phase4
2023.11.6 UNITED PEACE INTERNATIONALが戦争のない平和な世界をつくるグローバルガバナンスサミットを渋谷で開催した。世界平和の実現のために何ができるのかと悶々としていた僕はインターネットイベント情報に飛びつき参加した。そしたらなんと旧知であり大変世話になっていた西村 峯満さんが創設したのがこのUNITED PEACE INTERNATIONALだと言う偶然。渋谷のセルリアンタワーで開催されたこのイベントの趣旨と規模と登壇者とクオリティに圧倒された。日本とシリコンバレーに拠点を持ち、西村さんの本気を感じたので、その旨を携帯メールで驚きと感動をそのままお伝えした。

phase5
2023.11.5(日本に伝わったのは上記イベントと同日11月6日)
エルサレム問題・遺産相のエリヤフ氏。地元ラジオとのインタビューで、「原爆を落とすべきか」と問われ、「一つの選択肢だ」と述べた。また、イスラエル側で約1400人の犠牲者を出した10月7日のハマスの奇襲攻撃への報復が「完全に満足のいくものではない」と語り、約240人の人質がいることについては、「戦争には代償がある」とも発言した。
これには流石にイスラエルのネタニヤフ首相はエリヤフ氏の閣議などへの出席を凍結すると決めたが、こういうやりとりが実際に行われるのも侵攻が続いているからに他ならない。広島、長崎に続く第三番目の原爆投下エリアを絶対に作ってはならない。

phase6
西村さんはノーベル平和賞受賞者を6名日本に呼んだ。そのどれもが平和実現を信じて自らが活動してきた中でのヒントやアイデアに満ちていた。「PEACEDAY財団の署名活動にこの6名が参加してくれたら大きなうねりを作り出せるんじゃないか?」と閃き、西村さんにダメもとでまたも携帯メッセージで11月7日の午後送らせていただいた。
なんと明けた11月8日の午前3時にメールでノーベル平和賞受賞者を5名、そして西村さんのメッセージもいただいた。何というスピード。そしてやはり一つ一つのメッセージは海よりも深い。

phase7
イマココ
こうやって少しずつ広がってきている署名の数は2023.11.21.9:25時点で22,805まで伸びてきた。僕ら日本の力はこんなもんじゃないはずだ。これを読んでくださったあなたの参加が、きっと力になります。ほんと一人の力じゃ何もできないけど、みんなでまずはこの署名もっと数を集めたいですね。日本政府の岸田内閣総理大臣に提出するわけですが(もうアポも取ってます)どのくらいあったら世界は驚くのでしょうね?
10万でしょうか?それとも100万?いやいや1000万?みんなの力を信じてます。まずあなたが参加してください。そして仲間を増やしましょう。
一緒に。

昔の人は言いました
めぐり往くもの、
また巡り還る、と

だからあなたは、
深ぶかと歌ってください
のびやかに踊ってください
心をこめて生きてください
たとえあなたが、傷ついていても
傷ついたことなどないかのように
愛してください

まずあなたが
愛してください
あなた自身と、人が
この村に生きてある
ということを

もしもたくさんのわたし・たちが
この村を愛することを知ったなら
まだ間にあいます
人びとを引き裂いている非道な力から
この村を救えます
きっと

世界がもし100人の村だったら(2001.12.07マガジンハウス)

retiredweaponsについて

SDGsの具体的手法に「コレクティブインパクト」がある。社会改題解決には、B2B、B2C、B2B2Cの手法から離れ「課題そのものを少し先の未来に据え業種や年齢資本の有無を超えてみんなで解決していこうよっていう考え方。

2023年11月20日午前11時アースデイジャパンネットワークの有志で「緊急平和実現会議」を開催。みんなであれこれ話しているうちに「石川さんのretiredweaponsみんなの気づきのきっかけになるんじゃないかなああああ?」「ユニクロでTシャツにして世界販売にしたら私は買うなあ。署名のQRコードつけて!」と言うアイデアが仲間から出た。
僕自身戦争が起こってしまったらアートの力なんてとても役には立たないと思い込んでいたんです。あれ?署名、アート、なんか他の人がやっているテリトリーが違う活動って思ってやしないか?一緒に連動すればそれぞれのインパクトは小さいかもしれないけど大きな流れになるかもしれないではないか。なんと、偏狭な了見であったことか!僕は、恥ずかしくなった。

2007ミラノサローネにて招待展示 世界的デザイン展で評判を呼びその後ベルリン、ロンドンのデザインフェスに招待していただいた。世界17ヵ国にオファーをいただいたが資金難で一旦帰国。当時クラウドファンディングがあったら、僕は帰ってこなかったかもしれない。
retired gun 徳田が最初に提示したのがこのビジュアルだった。「火器から花器へ」銃口が曲がって武器としては役に立たなくなり花瓶になっちゃうという「発想の転換」「ポジティブな未来を願う」言葉のコミュニケーションを排除した世界共通のアイコンとなった気がする。
16種類のretiredweapons
SFCの学生とともに販売した地雷除去ステッカー。ナンバリングしてあって特設サイトに行くとGoogleマップ上のどのエリアの地雷除去の資金に使われたかわかる仕組みになっていた。当時の学生はみんな今社会課題解決プロジェクトに何らか関わっている。
青山のカフェで「武器なんか食べちゃおう」と手榴弾をケーキにしてしまったプロジェクト。
協力:Sign、アンデルセン、JEAN-PAUL HÉVIN

こんな感じのこと。全国のアースデイのみんなと一緒にできたなら、もしかして違う未来の地球を創れるんじゃないかなあって。

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