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Aaron's

「お食事ですか?ドリンクですか?」

と聞かれるので、まあ、食事は既に済ませてきたので飲み物のメニューを取ろうとすると、

「温かいのか冷たいのか言ってくれたら出せるの全部言いますよ」、とおっしゃるので

では、温かいの、と答えると

「コーヒー、紅茶が4種類、ココア、ホットレモネード・・・」

と言ってくれるのだけれど、単純にシンプルにあっさりと、コーヒー、と注文しようにも、ずらずらお経のように唱えてる途中で腰を折るのも悪いなあ、と思ってずっと大人しく聞いていた。



「で、なんにする?」と言われ、我に返って、ええ、まあ、じゃあコーヒー、と。

「マイルドとダークがあるけれど。うちのはブレンドじゃないからね。」

ダーク。ダークか。

まあ、ではそのダークを。



ブレンドじゃ無い、というこだわりの豆は、コロンビア産。店主が何度も何度も繰り返し試して行き着いた究極の豆らしい。なるほど美味い。

リクエストがあると、ちょっと待ってて、と数件隣にあるご主人のレコード店からLPレコードを取ってきてくれる。

パチパチとしたアナログのノイズが好ましいスピーカーからは、独特のイントロが印象的な

Strawberry Letter 23

しかも、 Brothers Johnsonではなく、オリジナルの天才ギタリストShuggie Otis版。

君からの22通目の手紙はイチゴの香りがした。

大好きな映画「ジャッキーブラウン」のサントラで繰り返し聞いたブラザーズ・ジョンソン版(クインシージョーンズのアレンジ)が好きだが、シャギー・オーティスも良いねえ。

名物のベニエ

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