2022年振り返り-映画記事の仕事について
この夏よりリアルサウンド映画部にていくつかの映画・ドラマ・アニメの記事を寄稿させてもらっています。所謂「映画ライター」ということになるのだろうが、映画ライターという概念が腹の底から嫌いなので自分からは特に名乗っていない。自分のことは映画を褒める長文を書くだけの人間と思ってください。
というわけでこのnoteでは今年の仕事を振り返ったりします。よくできた仕事だけ振り返ります。よくできなかったことについては知りません。
リアルサウンド映画部に最初に寄稿させていただいた映画記事第一弾。文章が荒く中途半端なのが気に食わないが、今までnoteで好き放題大麻とか酒飲んでるとか好き放題書いてきた人間がちゃんとしたメディアで書くにあたってどのような文章を書くべきか模索していた痕跡が見て取れる。
ちなみにリアルサウンドの記事はヤフーニュースにも掲載される。試しに見に行ったところ案の定悪口を言われていた。ヤフーは二度と見ないことを心に決めた。
こちらは台湾のホラー映画『哭悲/THE SADNESS』の作品評を書いた記事。自分は映画の感想を書くときに感想文自体にストーリー性を持たせるように意識しているのだが、これは比較的うまくいった方なのではないかと思う。うまくいってないやつもあるし、そもそもストーリー性を付与できないやつもあります。この段階ではまだちゃんとした文章と自分の文章のせめぎ合いがあり、やっぱり文章が荒いと思う。
感想文にストーリー性を付与するといった点ではこの記事は特に上手くいったのではないだろうか。『サイバーパンク:エッジランナーズ』の魅力を紹介しつつ、記事内での前フリと回収もバッチリ決まってる。
『デイ・シフト』~『ブレット・トレイン』まで本当に悩みながら書いていたのだが、この記事でようやくバランスがとれた気がする。お気に入りの記事です。
寄稿した記事の中で一番よく書けた記事だと確信している。書き上げるのにめちゃくちゃ時間をかけたし、ものすごく悩んだけど書くこと自体に苦戦した記憶が一切ない。
タイトルから誤解しそうになるが、これは「すずめの戸締まりはノーカントリーである」と語る記事ではなく、あくまでノーカントリーを通して「すずめの戸締まりとはどんな作品か?」を語る記事である。
作品が真摯なだけに自分も作品に対して真摯であろうと務めたし、なるべく真面目に書いたつもりだ。
とはいえ今でもこの記事はこれで正解なのか悩んでいるし、この記事を書いたこと自体良いことだったのか悩み続けている。こればかりはどうしようもない。
これまた映画の褒め褒め長文を書くときに意識していることのひとつが、映画の感動を追体験させることだったりする。この記事の反応に「読んだらなぜか泣けてきた」とあったので、多分うまくいったのではないだろうか。
よく書けた記事ではないしよく読まれた記事でもない。でも自分の中ではすごく安定したものをお出しできた感じのする一本だ。自分のなかで「フラットであること」は目指すべき人生の指針のひとつなので、この記事はお気に入りです。
アバ体験!!!!
なぜかわからないけど書いている間ずっと楽しかった。いい記事です。とてもいい記事が書けました。アバ体験!!!
未来へ…
不思議なことに映画褒め褒め長文を書き終えて「さあ次のを書くぞ」とPCに向かいあうといつも書き方を忘れている。なので毎回どのように完成させているのかすごく不思議だし、なんなら書き終えた直後も首を傾げている。よく書けたなァと。果たして自分の中にノウハウは蓄積されているのだろうか。こんなんで今後やっていけるのだろうか。不安になるが地道にやっていくしかない。
ちなみに自分が今年書いた褒め褒め長文の中で一番読まれたのがnoteに投稿した須嵜亮の記事とウルトラマンZの記事なので、「野良のオタクが書いた記事」と「ちゃんとしたメディアで書いた記事」にははっきりとした境界線を感じる。
自分もちゃんとしたところで書くときはなるべく「ウワーッ!!!」って叫んだりしないといった良識があるので、そこにわずかな違いが出ているのかもしれない。
あと今思いついたのだけどこれは仕事依頼用のnoteにしようと思う。
このnoteに貼り付けた記事を読んでなお仕事依頼をしたいと思う奇特な人間は以下の連絡先まで。
thugraibu@gmail.com
またはTwitterのDMでもOKです。
あと自分をよりよく見せるために須嵜亮のnoteとウルトラマンZのnoteも貼り付けたりしちゃう。
以上