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Mr.Children「羊吠える」 良いこと49嫌なこと51の比率

仕事でやってしまって、自己嫌悪なある日。
心がざわざわすると独り言が増える。
「あー、ヤダヤダ良いことないダメだ。あー」
ネガティブな言葉ばかり出てきて、どうにも止まらない。
このグチグチワードを言わずにいられない現象は何なんだろう??


モヤモヤするので親友に愚痴らせてもらうと、ひとしきり傾聴してくれた後に
「良いことばっかあるわけないよ それでこそMy Life♪だね」
って、Mr.Childrenのmy lifeの歌詞でなだめてくれた。優しい。

次の日は、「おはよう。もっと大きなはずの自分を探す終わりなき旅♪だよ」と。
さすが、私のことわかってくれている。ありがたい。

そんな私が私を落ち着けるためにひたすら思い浮かべていたのが「羊吠える」

良いこと「49」 嫌なこと「51」の比率
あまり多くの期待をもう自分に寄せていない
ときどき褒めてくれる人に出会う それで充分

Mr.Children「羊吠える」

そうそうそう、嫌なことの比率の事ほうが高いの。自分のことデキるヤツなんて思ってないし、
私には友人がいるし、家族もいる。充分だ。
これ以上望むなんて贅沢だ。

親友が与えてくれるMr.Childrenとは真逆の雰囲気の歌詞を、繰り返し思い浮かべた。


自己嫌悪な時に思い出すNo.1と言っても過言ではない「羊吠える」。

良いこと「49」 嫌なこと「51」の比率って、桜井さんも言ってる。欲張るな私…って、おまじないの様に繰り返し言い聞かせると落ち着いてくるのだ。

嫌なことって衝撃的だから忘れるのが難しくて、その前にあったはずの良い事も忘れがちになる。

「49」もあった良いことを、忘れてしまう。

そして私は思い出す。
「羊吠える」の続きの歌詞を。

殴られたならもう片一方の頬を差し出すように 潔く生きれたならどんなにか素敵だろう 誰かが開けた扉閉まらぬそのうちに通り抜ける こんないやらしい習性に頭を掻きながら 少し憎みながら

Mr.Children「羊吠える」

ようやく私は、反省点や改善策に頭を巡らせる余裕を取り戻すことができる。

今日はやってしまったけれど、同じ事があったなら、きっと次は上手くやれる。自分の役割を果たすためには、こうしよう、ああしよう。
もう片一方の頬を差し出す様に、恥をさらすようだけどもう一度、私に任せろと言ってみよう。
殴られてもきっと、今度は上手に受けて見せる。


また何かトラブルがあって、嫌なことばっかりだー!!ってなった時
私は「羊吠える」を思い出すはずだ。

グチグチと暗い言葉を吐いて、その後ちょっぴりネガティブなこの歌詞に慰められ、勇気をもらう。それを繰り返す。

それから、親友が思い出させてくれるMr.Childrenの歌詞たちで元気になるのだ。

いつものパターンを経ることで、私はなんだか安心する。私は大丈夫だと思うことができる流れを、ちゃんと自分のものにしている。

そして今日もまた明日もきっと、Mr.Childrenの歌詞たちに彩りをもらいながら「生きる」を続ける。

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