考課の面談で上司が部下に「言ってはいけない」こと


部下にブログをプッシュしておきながら、「石井さんも止まってますよね~」と逆プッシュをされまして・・・・上司の威厳とばかりに、久しぶりに書きます!

上司の威厳と言えば・・・・・今日は、上司が部下との面談時に「これだけは言ってはいけない!」と石井が社内で口を酸っぱくして伝えていることについて書こうと思います。

これを書いているのは、2023年12月。ライト光機ではもうすぐ冬季の賞与となります。

当社では、年に1度の昇給(4月)と年に2度の賞与(7月と12月)に、人事制度に基づいて、役員以外の全ての社員に対し人事考課が行われ、その結果を踏まえ上司との面談が行われます(石井は考課をする側でもあり、受ける側でもあります)。

流れとしては、まず直属の上司が考課を行い、その結果を踏まえて、社長・役員と管理職が1人ずつの考課を最終決定する会議を行います。社員数が少なかった昔は1日かからず終わっていたのですが、社員も増え、現在は丸2日かかり、このすべてに社長は出席します。年に3回(昇給1回、賞与2回)ありますので、1年で丸々6日間もの時間をとって、社長が社員1人ずつについて、現在の状況、前回からの成長点、今後の成長ポイントなどを話し合うのです。社員全員分、1人ずつです。結構すごくないですか?石井も運営として毎回同席するのですが、1日が終わるとどっと疲れます。

さて、こうして会議で最終考課が決定されるのですが、多くはありませんが「直属の上司」の考課が会議で変わることがあります。もちろん、もっとも近くで見ている上司の意見は尊重されるべきですし、大きく会議で修正が入ることは稀です。それでも、経営者の視点や、他の役員・管理職の情報などが入ってくると、考課が会議中に変わることがあります。

そして、プラスの考課に変わることもあれば、マイナスの考課に変わることもあります。プラスの考課に変わる場合は特に問題はありません。今日のテーマになる問題が発生するのはマイナスの考課に変わる場合です。

当然上司は面談で部下に直接、考課の内容を伝えなければなりません。その時に、上司として最も言ってはいけない(と石井が特に思っている)ことを、言ってしまうケースが過去にありました。

それは、

「自分はもっと高く考課を付けたんだけど、会議で(人事や社長や取締役に)考課を下げられた」

と伝えることです。

もう何年も石井は各管理職に、これだけは言わないで欲しい、と口を酸っぱくして伝えています。

では、何故この発言がダメなのか?

理由は、この発言は、会社にとって良いことが無いからです。この発言をされた部下は

1.会社に対して不信感を持つようになる
2.上司は逃げているなと、上司に不信感を持つ

のどちらかで、結局上司の保身以外に良いことはありません。

・・・・でも・・・・確かに人にマイナスなことを伝えるのはエネルギィが必要で、つい良いことをいいたくなること、わかります。自分もそうです。

しかし、管理職という役割を担っている以上、そこはグッとこらえて、マイナスなことでも真摯に伝えることを、当社の管理職には求めています。

それに・・・・そんなこと言う上司、ダサいじゃん!かっこわるいじゃん!


人事として、考課面談のやり方は、概ね各管理職に任せています。

ただ、1点、これだけは言ってはいけない、と毎回伝えています。

ちょうど今日、この後の会議で管理職が集まるので、きっと「またか」と思われるでしょうが、それでもしつこく言ってこようと思います。


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