強みと弱みの考え方
こんにちは、石井です。
今日は当社における強みと弱みの考え方について書きます。
「強みを活かしましょう!」とはよく言われますよね。
この考え方、当社でも基本的に賛成です。
まず、強みと弱みを考えるにあたり、成果に大きくかかわってくるのは間違いなく強みの部分です。個の強みがどれだけ活かせるか。部署や仕事内容など会社としても意識している部分です。
ただ、実際長年当社で働いてきて、上手く強みが発揮されず伸び悩むケースもありました。
我々としても大きく期待しているのに・・・・なぜ・・・・???
と考え続けた中でわかったことがあります。
それは、「弱み」が目立ちすぎて「強み」が発揮される前段階でつまずいている、ということでした。
例えば「物事を改善していくのに的確で斬新なアイディアを生み出すことが強み」だったとします。
反面、「自分の都合で動きすぎ、会社のルールとしての書類を何度言っても出さず、定例ミーティングも出ず、頼んだこともやらないことが弱み」だとします。
結果、強みが発揮され「こんなことをやろう!」とアイディアを出しても、日ごろ弱みをたくさん目にしている職場としては、どうしても不信感を感じてしまい、アイディアが実行されにくくなるのです。
だからと言って・・・・「弱みを強みに変えていこう!」という精神論もうまくいかないと考えています。
そもそも、強み・弱みというのはその方のもともと持っている能力や価値観からくる部分であり、あくまでも強みは強み、弱みは弱みであり、弱みを強みに変えていくことは、ほぼ不可能ではないでしょうか?少なくとも石井自身でチャレンジしてみても出来ませんでした。
ですが、弱みをこのまま放置することは、強みが発揮されず組織としても個人としても「もったいない」状態になります。
だからこそ・・・・・現実的に強みを発揮してもらうためのステップとして、「弱みが最低限問題にならないレベル」までにしてもらうことも必要だと感じています。
入社時の研修でも、「5段階評価で1⇒5にすることはほぼ無理だから目指す必要はないけれど、1⇒2や3にするところまでは頑張って」とよく言います。
そのうえで、「4や5をもっと強化していこう」という順番ですね。
もし仮に自分が入社後に一緒に働くとしたら
「書類は完成度高くなくてもいいから、最低限必要なことだけ書いて、ギリギリでいいから出そう」
「頼まれたことをやらない場合は、先に断るとか、やっていない場合は謝るとか頼んだ相手に何かしらの返事をしよう」
といって弱みの部分に対してMUSTのレベルを示すようにします。
そのうえで、「この○○というプロジェクトは強みを活かして、アイディア出して全力で取り組んで、結果を出して周囲に認めてもらおう!」
と伝えるかなぁと書きながら想像してみました。
実際、当社の人事制度も会社としてこれだけは出来てほしい「MUST」という部分と、強みをどんどん活かしていていいね!という「WANT」という部分を切り分けています!
それではまた!
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