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新入社員研修の話

ライト光機では、例年4月に新卒社員向けの研修を行っています。

会社のルール、給与の仕組み、ビジネスマナー、ケーススタディ、各部署の説明、技術講義などなど、様々な研修が行われ、今年入社した新卒6名は一生懸命取り組んでいました。

長年に渡り、私もこの研修の中で2日ほど講師を担当しています。私が担当する際には、講義形式で知識を伝えていくというよりは、考えてもらったり、グループワークをしたりと、体験を通して「考え方」を伝えていく内容を行っていました。

研修行うとき、知識を伝える講義形式の方が、担当する方としては正直楽です。グループワークなどは、受けてもらう人に合わせて適切な課題を設定する必要があり、また、さまざまな方向に進んでいくことがあり、準備していても想定外のことが起きることも多いです。そのため、参加型の研修の方が難易度が高いのですが、その分、上手くいけば受けて頂く方にも印象に残りやすい、腹落ちしやすいなどのメリットがあり、自分はワーク形式の研修を基本行っています。

数年前から、この研修担当を徐々に若手に任せるようにしていて、遂に今年は全ての研修を任せ、私は研修講師を担当しませんでした。

担当することになった若手社員は、数カ月前から準備をはじめたのですが、講義形式ではなく、極力ワーク形式の研修で行ってもらうようにしました。おかげで、研修の準備は大変そうでした。

特に相手の意見も聞きながら、場の内容自体を掘り下げ、考え方に繋げていくことは、まず自分の頭の中が整理されてないと上手くできないため、内容の構築には苦労していたようです。

また、研修は時間が区切られているため、時間がショートすることは空き時間を作ってしまうことになり、多めに準備をしておくことも必要です。

本番の研修では、私も立ち合い、内容を見させてもらいました。とても良く頑張っていて事前にしっかり準備をしたことがみえ、成長を感じました。終わった後に数点次回に向けての課題は伝えたものの、十分合格点の出来で、任せた身としても嬉しかったです。

結局、人材育成とはこういうチャレンジする機会を準備し、自ら試行錯誤して、上手くいったり、失敗したりしながら、最終的には自力で乗り越えていく経験をすることが、最も良い人材育成なのだと、今回の研修を乗り越えた若手を見て改めて感じました。

若手の頑張りのおかげで、研修を担当する側も、受ける側もどちらも成長につながる良い機会になりました。そして、新卒社員が今回の研修を通して学んだことを活かして、各職場で活躍してくれますように~~!!

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