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「こどもがセンター」のはじまり

たけはな子ども食堂

「たけはな子ども食堂」の取材で知りあった宮崎考司さん。2016年から子ども食堂をはじめてから、困りごとや複雑な自分の状況をスムーズに話せない子どもの姿に接し「一人一人に合ったオーダーメイドの支援が必要とされている」と感じたそうです。

地元の主婦や高校生がボランティアとして参加(2019年)


そういう事情とは知らず、実家の空き家の活用について相談したところ「ぜひお借りしたい」ということになりました。
こうして2022年4月「こどもがセンター」としての活動がはじまりました。

この場所は、子どもたちが自由に立ち寄って遊んだり、大学生らによる学習支援など子どもたちが集まる拠点にし、子どもたちのさまざまな「声」を聞いていきます。「子どもを中心にして考え、地域で大事に育てていきたい」法人名には宮崎さんのそんな思いが込められています。


渡辺健先生による英語教室


この活動には私たち含め様々なメンバーが入会し、6月には晴れて「一般社団法人」となりました。


活動は子ども食堂のほか、学習支援、フードバンク、相談事業、アウトドア体験などを通し、必要に応じて司法書士や教育、医療機関関係者とも連携をしていくこととなりました。


春からの様子

こどもの日は「お絵かき教室」が開催されました。

広東先生指導による絵。現在は玄関先に飾られている


キッチンでは、保護者が50人分のカレーライスを作っていました。

業務用冷蔵庫はフクシマガリレイ(株)より寄贈
お米はたっぷりと3升炊き
おかわりする子どもが多い


夏休みは、ひとり親家庭の子どもたちにカレー弁当の無料配布活動が行われました。

現在は県内42の「子ども食堂」がこどもがセンターに加盟をして連携を深めています。
物価高が続く中、今年の夏休みは弁当の容器を業者に大量発注することで経費を抑え、必要な食堂に容器を配布していました。
センターの「スケールメリット」を生かし、食材や資材を少しでも安く仕入れる努力を続けています。

新聞記事より


その他、そば打ち体験やそろばん教室、オレンジリボン会議など、空き家だった建物は徐々に活用されつつあります。
センターの活動については今後も触れていこうと思います。



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