人物画の習作 パーツ1 目と眉
目と眉だけ取り出して練習
『水彩の人物画は失敗しやすい?』で書いた水彩人物画の失敗をできるだけ減らすにはパート練習を重ねるのが能率的だろうと思い、とりあえず練習をすることにしました。
人物画の場合、一番失敗しやすいのは、目と眉です。目と眉は少しでもおかしくなると、とにかく目立つからです。
次のような写真を基にして、模写する練習をしました。
(『次の試合もがんばるぞい!』 フリー写真サイト PAKUTASO より)
ここから以下のように、目と眉の部分を取り出してサンプルとしました。
まず、これから鉛筆下絵を作って、水彩紙に転写し、
(鉛筆下絵を水彩紙(ファブリアーノ 細目 SM)に転写したもの)
ここから、下書きの線を消しゴムでできるだけ薄くして、その上から水彩を塗り重ねると、下記のようになりました。
元の写真とかなり印象が違いますが、この程度の違いなら良しとしましょう。
この時使った絵の具(ホルベインケーキカラー)は、次の通りです。
肌色は、ジョーンブリアンを使うとくすんだ感じになりやすいので、代わりに、ヴァーミリオン、オペラ、イエローを混色して作った色を使いました。
さらに、装飾的な絵も描いてみました。
左右の黒目の大きさが違いすぎますが、装飾画なら、かなり自由に描いても不自然ではないので、ごまかしが利きますね。
まとめ
水彩で写実的な人物画を描くのはとても難しいです。
少しでも失敗を減らすために、顔のパーツを描く練習をしました。
今回は、目と眉を描く練習をしました。
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