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嫌いだった歯医者に5年間毎月通っている話(人生も結構変わった話)

歯に対するコンプレックス

 皆さんこんにちは。歯科衛生士や歯科助手でもなく、親戚に歯科業界で働いている人間がいない歯科知識ゼロの私ですが、だからこそ自身の苦い経験を読者の方にはして欲しくないので、少しでも歯についてお伝えできればと思います。
繰り返しになりますが、歯に関して専門的な知識を持つわけでもなく、あくまで私が知る限りの知識を絞り出して書いているだけなので、恥ずかしながら内容に明らかな間違いがあったら、申し訳ございません。
インフルエンサーでもなく、責任感のある立場に身を置いているわけでもないので、数ある意見の中の一意見程度に眺めてもらえると嬉しいです。
 まず、歯は小学生の頃から最近までの長年のコンプレックスでした。それもそのはず。私の幼少期の頃の大好物といえば、「ハイチュウ、かむかむレモン、クッピーラムネ、10円ガム」などもれなく虫歯になりそうなお菓子ばかりで、想像の通り、甘いものばかり食べていました笑。
 サッカーに通い、受験勉強の為に塾に通う日々は常に疲れ切った上での帰宅の連続であり、歯磨きは寝る前に致し方なく雑にやるのみでした。勿論、朝起きて歯を磨く習慣などなく、たまに小学校である昼休み後の歯磨き習慣後に仕方なく、磨いていた程度でした。
 当然虫歯は増え続け、年に何回かあった歯科検診は本当に憂鬱でした。
(苗字の都合上2番目に検診があり、クラス名と全員に診断結果を聞かれるのも嫌で仕方ありませんでした。補足ですが、前と後ろの子の身長が高かった為、身体計測も嫌でした笑。女の子の方が大体自分より背が高いですし笑。)
 当時、目黒にあるライオン児童歯科院に親に連れられ6ヶ所も虫歯があったことは今でも忘れられません。虫歯の存在自体もそうですが、せっかくの放課後の時間に通院すること自体憂鬱で仕方ありませんでした。
 小学生の間に虫歯の治療は終わりましたが、そもそも虫歯になぜなるか、日々のデンタルヘルスの大切さを考えることはなかったので、根本的にな解決には至らず、、もちろん歯科医院は最も嫌いな場所の1つであったので、中学生になっても通うことは滅多にありませんでした。
 当然、高校3年時に歯科医院に行くと確か2本虫歯が見つかった気がします。このペースですと、30歳の頃には親知らずを含めて32本すべて虫歯になってしまうのではないかと本気で思いました。
 流石にこの頃から人よりは意識高く歯に対して向き合うようになり、昼休みの食後には必ず歯磨きをする習慣も恥ずかしながらこの時初めて身につきました。

歯科医院にちゃんと通うようになったキッカケ

 明確な理由は覚えていないのですが、大学2年生になった際に今年で成人することへの危機感を覚え、苦手意識のあるものは徹底的に潰していこうということで、その1つとして、歯科医院に定期的に通院することにしました。
 今まで幾つかの歯科医院で治療してもらっていましたが、結局はサボってしまう傾向にあったため、しっかりと継続して通うために友人のお父さんがやってらっしゃる歯科医院に通うことにしました。家から自転車で10分くらいであったことも大きな理由です。
 結果論になりますが、この選択は私の人生をポジテイブに変えた選択であったことは間違い無いでしょう。初めて通ったのは、2017年の8月下旬でしたが、今日(2024年1月)に至るまで、それ以降毎月通い続けることが出来ているので、本当に感謝しかありません。もちろん虫歯の治療をした際は通院が嫌でしたが、それ以降の毎月の定期検診は、「特に問題ありませんね」の一言で安心することと、それによって得られる自己肯定感の為に歯科医院に通院しているといっても過言ではないでしょう笑。(先生との雑談も楽しみなので、先生との出会いにもとても感謝しています。)


歯列矯正をしようと思ったキッカケ

 最初は虫歯を治療するのがメインでしたが、幼い頃からのコンプレックスである歯並びを矯正したいと思う出来事がありました。海外旅行です。2017年の3月に、アメリカのフロリダやニューヨークを訪れた際に、とにかく海外の方は歯並びがいい印象を受けました。
アメリカでは、「Floss or Die」というかつて使用されていた言葉があって、フロスをするか、死にますかという究極的な表現によって、デンタルヘルスへの意識を啓蒙していたと聞きます。ドイツでも、定期的な歯科検診の診療と保険料が結びついており、このアメリカ旅行以外でも多くの国々で歯列矯正のブラケットを着用している方々を海外ではよく見かけました。
 あくまで個人的な印象ですが、日本に比べ海外では歯並びが良い方が圧倒的に多い印象で、デンタルヘルスへの意識は日本に比べ高い印象を受けました。
 日本で暮らしていると、歯並びが悪いこと自体にコンプレックスはあるものの、芸能人とか見ていても結構な割合で歯並びが悪い人もいるので、いつかするかなくらいの感覚で、今すぐ矯正しようとは思いませんでした。
 世界を旅する中で、圧倒的に自身のデンタルヘルスへの意識の低さを実感したとともに、シンプルに歯並びが悪いのってカッコ悪い、第一印象で圧倒的にマイナスだなと思ってしまい、歯列矯正をしようと決断しました。
正確には、歯列の良し悪しは見た目以上に、虫歯のリスクや歯周病のリスクを減らす効果もあると思いますし、歯周病は認知症の原因になったりもします。そういったことも考えての決断でした。(とはいえ、決断という程重く考える必要は勿論ないですけどね。笑)

歯列矯正をしてみて

 実際に私が歯列矯正を始めたのは、2018年の7月。矯正のための装置をブラケットと呼びますが、最初は上だけ付けました。初日は流石に痛みがあることが予想されたので、事前に松屋で牛丼を食べ腹ごしらえ。流石に1日目は痛みがありましたが、2日目以降取り外す2年間矯正装置をつけてて痛みを感じることはほぼありませんでした。これは他人の経験談を聞いてもかなりレアケースだと思います。
 下の歯に装着をしたのは確か約2週間後。下の列も上同様、装着した日と翌日は流石に食事をするタイミングで痛みを感じてました。今でも覚えているのが、痛みを少しでも和らげる為に、出来るだけ友人と食事をして会話をすることを心がけました。東川口駅にある、桑原亭というつけ麺屋さんで、泣く泣くつけ麺を食べたのは鮮明に覚えています。

歯列矯正をした日の画像(汚い画像で申し訳ございません)

以降は1ヶ月に1回ほどワイヤーを締める作業(確か調整と言ったはず)の為に歯科医院に通う必要はありますが、私の場合調整後に痛みを感じたことはほぼありませんでした。むしろ、気持ち良いと感じるくらい(笑)。
 2018年の年末にドバイに旅行に行ったのですが、この時点では完全に歯並びへのコンプレックスは消えてました。コミュニケーションにも笑顔が圧倒的に増え、英語力も2018年3月にアメリカに行った際に比べ圧倒的に向上していたので、シンプルに外国人の方とのコミュニケーションが圧倒的に楽しくなり、自信も倍増してました。
・歯並びを矯正する⇨自身の表情へのコンプレックスがなくなり、笑顔が圧倒的に増える=人柄に明るさが増す=人とのコミュニケーションに柔軟性も増す。
・語学力の向上=シンプルに話せるという選択肢が得られる。

元々好奇心は旺盛で、人と話すのは大好きなので、フロリダ旅行からの半年間で、人とのコミュニケーションが圧倒的に楽しくなった成功体験を2018年の2回の海外旅行から学ぶことが出来ました。

矯正を始めて半年後。正直この時点で歯並びへのコンプレックスはなくなっていた。

歯列矯正は恥ずかしい??

 歯列矯正の器具を付けるとダサいとか、周りからの目が気になるという意見を耳にします。実際私が歯列矯正に乗り気でなかった理由の1つでもあります。この障壁に関して、自身の経験から答えると、「全く気にする必要はないどころか、誰もあなたの口の中なんて見てないよ」と言いう考え方が全てだと思います。
 2年間で歯列矯正に関してネガティブなことを言われたことはなかったですし、自分から言わない限り気付かない人の方が過半数。人間自分が気にするほど、周りは自分に関心などないのです笑。
 強いていうなら、自分は口数が多いので、飲み会などで話すぎると、装置が擦れて歯から出血することが多々あり、それを指摘されるくらい。もしくは、歯列矯正をしようとしている人、過去に経験した人と少し経過やあるある話をするくらいでした。
 もし、器具がカッコ悪くて、歯列矯正を思いとどまっている方がいるなら、「そのちっぽけなプライドを捨てるべきだし、歯並びが悪い方がよっぽどカッコ悪いんじゃない??」と伝えたいです。
 自分も、日に日に歯並びが良くなっていく過程が嬉しくて仕方なかったですし、歯並びが悪い自分に比べ圧倒的に自己肯定感も高まったので、とにかく迷っているなら騙されたと思って、やるべきだと思います。
 不幸中の幸いとして、まだ現在なら、コロナ対策と言ってマスクをしていれば口元は大半の時間で隠せますし、そもそも歯列矯正の器具をつけていることを馬鹿にしてきたりする人がいるなら、正直そんな人とは関わらない方が良いとすら思います笑。

歯周病と虫歯に関して

 歯の矯正が終わったのは2020年の6月頃でしたので、約2年間装置を装着していました。その後もそれまでの流れで歯科医院には毎月通い続けています。
私の場合、直感ですが人より虫歯、歯周病になるリスクはなんとなく高い気がしているので、1ヶ月に1回歯科医院に通わないと気が気でないのです、、笑。

 そもそも歯の二大疾患は虫歯と歯周病で、基本的にはこの2つの症状が原因となって歯を失うことが8割前後と言われています。高齢者の方によく見受けられる歯が抜けてしまっている状態のほとんどがこの2つの症状が原因なのではないかとすら感じています。そもそも、口内において、虫歯菌、歯周病菌、それ以外の菌(悪玉菌でないことが多いと言われている)がほとんどの割合を占めているので、虫歯菌と歯周病菌をいかに減らしていくかが健康な口内環境の鍵となります。羨ましいことに稀に虫歯になったことがないから、歯科医院にもほとんど行かないという友人がいますが、この場合歯周病菌が増加している可能性もあるので、気を抜かないでもらいたいです。糖尿病などと同様に、歯周病は気がづかないうちに進行しており、ある日突然歯がポロッと抜けてしまうことが多いので、虫歯がない人はそれはそれでもちろん素晴らしいですが、是非数ヶ月に一度で良いので、歯科医院に通うことをお勧めします。
歯周病は、硫化水素やメチルメルカプタンといった物質の増加も引き起こし、口臭の悪化にも繋がるので、当たり前ですが百害あって一利なしです。繰り返しになりますが、定期的な歯科医院での歯石除去やクリーニングをお勧めします。

マウスピース着用の重要性

歯科矯正を終えて、しばらくは寝る時にマウスピースを着用します。私は寝ている時の歯軋り、噛み締めが多く、歯と歯同士の摩擦が非常に多かったので、このまま過ごしていると50歳くらいには歯が割れてしまうだろうと思い、歯列の並びの維持と歯を守るという目的からほとんどの日でマウスピースをして寝ています。なんならジムに行く時も踏ん張る時に非常に強く噛み締めるので、マウスピースは必需品で、マウスピースがない日は極力軽いトレーニングにとどめています。
特に、噛み締めを繰り返すうちに犬歯が削れてしまい、噛み合わせにも影響を及ぼしてしまうので、矯正経験の有無を問わず、寝る時にはマウスピースを着用するのがお勧めです。

まとめ:歯のケアはしっかり行いましょう!

つらつらと私見を述べさせて頂きましたが、結論歯に関しての問題は先送りして現状より改善することは絶対にないので、すぐにでも行いましょう。歯医者に通うのが億劫なら、自分に合う歯医者を見つけるなどして、定期的に自然と通うような環境を作ることの方も大事だと思います。
サメのように何度も歯が生えてくれば、このような記事さえ不要だったかと思いますが、残念ながら私たちはその点においては1度失うともう取り戻せない仕組みになっています、、、
精神や行動を変えるには、美容面を変えていこう(ジムに行く、肌のケアをする、髪のケアをする等々)といった啓蒙を見かけることもありますが、同様に歯のケアを怠らないことでQOLの向上は間違いなく実現できると思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。





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