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新しい建屋

株式会社石黒金属製作所の北山です。東大阪市で製缶、鈑金、溶接業をしています。

新しい建屋が完成しました。2月の上旬にに使い始めました。

本来なら2022年の10月末に建っていたものが、なんだかんだと工事が進まず、2023年の2月からになりました。

資材高騰やゴタゴタが色々ありましたが、建物を建てるということはそういうこともついてまわるし、腹を括って工事に踏み切ったので、今更どうこう言いません。

とにかく古い建屋は、築何年か不明で、ボロボロで、屋根は傾き、床は割れ、地震が来たら潰れそう、ネズミも怖がって住まない様な建物でした笑

よくもまぁ、そこまで手を入れずに置いてたなと言いたくもなりますが、それも会社を引き受けた以上、他人の問題じゃなくて、自分の問題になっているのでやるならやると覚悟を決めて取り掛かるしかありませんでした。

でもまぁ、そんな堅苦しい話しはおいて、新しい事務所のビフォアとアフターをみてみましょう。


今にも崩れそうで、ネズミも住まない事務所でした


スッキリとした今風の家?のような事務所に

従業員さんがゆっくりできるようにと、家っぽい感じをイメージしたら、本当に一軒家の様な事務所になってしまい、納品に来た知り合いに、僕の家を建ててるのか?と聞かれました。

家を建てるにしても、会社の横には建てないかなぁ。でも、残業する時や社内で飲み会する時などに何か簡単に料理したいなと思い、簡易なキッチンもつけたので、この事務所にお風呂があればもう家と呼べるかもしれません。

続けてビフォア、アフター見てみましょう。

外壁は剥がれ落ち
床は割れて、穴が空き、
テーブルクロスで誤魔化してますが、薄暗い食堂でした

古い建屋もボロボロでしたが、慣れてしまえば、住めば都で、結構居心地が良くて好きでした。台風の時に雨漏りがひどく、地震が来たら壊れそうだったので、諦めて建て替えることにしました。

それでも新しくなったらやっぱりウキウキするもので、写真で見比べると自分でも古いところにいたんだなぁと感心してしまいました。


壁も綺麗になり
床も綺麗になり
食堂もスッキリしました

古い建屋では、食堂とロッカーが同じ場所にあり、埃っぽいところでご飯を食べてもらっていたのですが、食堂とロッカーを分けることができて少しは気持ちよくご飯を食べてもらえるようになったんじゃないかと思います。


古い会社の看板も
新しく作りました

古い会社の看板は、再利用したかったのですが、錆が酷くてうまく活用出来ず、新しい看板に作り直しました。

字のフォントは昔の古い看板のフォントを読み取ってそのまま使いました。味がある字体で結構気に入ってます。

そんな感じで、新しい事務所が建ったのですが、綺麗になり過ぎたせいか、みんなに逆に気を遣わせてしまったようでした。

従業員さんは当初ほとんど事務所を使わず、昼にご飯をパッと食べては工場に戻り、ロッカーで着替えてはサッと出ていく。という感じでした。

シャイな人が多いので、喜んでるけど、やったー!綺麗になったぜー!イェーイ!みたいに声に出して言う人はいません。

それから数ヶ月経って、食堂で飲み会したり、なんとなくみんなで掃除したりしているうちに、ちょっとずつみんなの建物って雰囲気になってきたように思います。

一生のうちに事務所建てたり、工場建てたりすることがこれからあるのかどうかわからないですけど、貴重な経験をさせてもらったと思います。

今働いてる人も、これからうちの会社に来る人にも、会社を気に入ってもらって長く働いて貰える環境を作りたいです。

実際、溶接したり、鉄を扱ったりしてる仕事なので、汚れるし、暑いし寒いと思います。でもそんなに悪い仕事や業界じゃないと思います。

人口も減るし、日本の景気もイマイチで未来は暗いぜって思っててもどうにもならないので、何か明るく楽しく前向きにやっていきたいところです。

ではまた


https://ishigurokinzoku.jp





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