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目的地はポルトガル 4年ぶりに海外旅行復活【ポルトガル旅行 準備編1】

これは、日頃、海外はおろか国内出張の機会すらなく、在宅ワークが定着して、すっかり移動することにご無沙汰していた私が、COVID-19の流行後、いよいよ海外旅行を復活させた時の雑記帳。

訪れた観光スポットやレストランの情報ではなく、旅の本番までに遭遇した「困り事」や「戸惑い」といった、ある種「裏話」的な話を中心に記録しておく。そして旅が終わったら、「私はこんな些細なことに悩みながらも旅行に行ってきたんだなぁ」と笑いながら振り返りたい。

ポルトガル第二の都市ポルト、リベイラ地区

働いたお金の使い道は年に一度の海外旅行
というルーティーンが定着したのは、いつからだっただろう。
どちらかと言えばインドア派で慎重派。語学力もコミュニケーション能力も決して高いとは言えないけれど、旅行が好き。
テレビやネットで、絶景・奇景を見たり興味をそそられる情報を聞いたりすると、自分も実際にそこに行ってみたいと強烈に思ってしまう。
仕事は休めるの? 費用はどうする? そもそも英語もろくにしゃべれないでしょ!
現実的で具体的な不安要素は、数えだすときりがないけれど、
自分が気になって仕方のないことを熱が冷めないうちに行動に移したい、
と思う気持ちの方が勝る。
 
思い返せば、これまでもちょこちょこ出掛けては、
自分なりに貴重な経験をしてきた気がする。
最初は国内、次は東南アジアへと、目的地を徐々に広げ、
次は北米大陸という選択肢もあったけれど、
約10年前、初めてヨーロッパへ足を踏み入れた。
それが私の旅行好きを決定づけたと思う。
 
23年春にコロナ禍に伴う入国制限が全世界でほぼ撤廃され、旅行需要が回復してきた。その波に乗り、私も久しぶりに海外に出かけることにした。
とはいえ、相変わらず航空券やホテル代は高く、円安も継続中。
海外旅行に出かけるには全く条件が良くないけれど、
状況が好転するのを待っていたら、多分いつまでたっても行けない。
そうこうするうちに、歳を取ってしまって体力が落ちて、
同じ風景を見ても同じ体験をしても、
得られる感動は色褪せ経験は目減りしてしまう気がする。
だったら少し無理してでも行ったほうがいい。そう思った。
 

オリーブの木がいかにも南欧

行き先候補は他にもあったが、悩んだ末にポルトガルに決めた。
実は初めてのヨーロッパ旅行がポルトガルだった。
当時、予備知識なく訪れたが、何もかもが新鮮で、
むしろ戻ってきてからの方がハマった。
温暖な気候、穏やな人々、魚やお米を食べる食文化も日本と似ている。
もちろんそれぞれの土地で見どころも多い。
知れば知るほど魅力ある場所だった。
いっそのことポルトガルに移住してもいいと思うくらい、
いつかまた訪れたいと思っていた国の一つだった。

その「いつか」が、ようやく今、目の前に来ている。
しかし海外渡航は実に4年ぶり。
飛行機の乗り継ぎってどうやってたっけ? 貴重品はどうしていたっけ?
旅の準備を始めてみると、忘れていることが多かった。ネット方面も続々と新しいサービスが登場し、全く旅の仕方がガラッと変化していると実感。それゆえに、えっ?こんなことになってるなんて、と戸惑うケースも多々。

出発までの困り事あれこれをまとめておきたい。

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