熱意

従業員を管理すればするほど、熱意は下がる?

近畿でライフプランデザイナーをしております、石野です。

今回は、日本の従業員について触れたいと思います。

IT革命の乗り遅れにより、窮地に立たされている令和の日本企業ですが、そのひずみが現場に来ているのでしょうか。

ITの普及も相まって、ブラック企業やコンプライアンス違反等の会社が暴露されたり、公表されるようになってきました。

○日本企業の雇用体系は依然として旧式

国は、働き方改革を推進していますが、日本企業は依然として、年功序列、定期昇給、終身雇用からは脱却できずにいます。(このままいくと相当やばいと思いますが・・・)

つまり、こういう状態です。
・成果を出そうが出すまいが給料はほとんど変わらない
・定年までは面倒を見てもらえる(給料もらえる)
・それなりにやっていれば中間管理職にはなれるが、給料の割に仕事がとても増える

もしあなたが正社員として雇用されたら、どのようなモチベーションで仕事をするのか考えてみてはいかがでしょうか。

私であればこうです。

・成果を出してしまうと逆に仕事が増えるので、できるだけ目立たないようにする。
・幅広く仕事出来るとみなされると仕事が増えるので、総合的よりも専門的になる。

いろいろ意見があるかと思いますが、割とこれが世間の多数のようです↓↓

これって日本の雇用制度が崩壊していることの証明ではないでしょうか。

○IT社会の発展により、従業員はさらに管理される

これからはITで、やる気や熱意すら会社に管理されてしまうかもしれません。

こちらもシェアさせていただきます。

○熱意が失われているのに、会社はチャレンジを要求

自分の同族の会社であるとか、夢見ていた仕事が出来るとか、会社に対してよっぽどの思いがない限り、熱意を持つのは難しいと思います。会社の為に働くには無理があると思います。

なのに会社は従業員に対してこのようなことを要求してきます。

・チャレンジしろ
・外の情報を取りにいけ
・新しいアイデアを考えろ

○魅力的な人材は流出、保守的な人材が残留

これ、従業員が本気でやったらどうなると思います?

外の情報に触れ、アイデアが思いついたら、その力を会社のために使うでしょうか?
私であれば、自分とその周りの人のために使いたいと思います。

会社にとって魅力的な人材は当然、独立します。
一方あまりチャレンジしない人が会社に残留します。

独立起業する人が増えるのはとてもいいことですが、会社にとってはマイナスですね。

働き方改革、データで管理もよいですが、その前に抜本的な就業改革をしないと、取り返しがつかないことになると思います。

国民のマネーリテラシー向上に向けた記事を書いていますので、サポートは辞退させていただきます。そのお気持ちで記事のシェアをしていただけるとありがたいです。