バレンタイン

バレンタインから日本人の未来を考える

近畿でライフプランデザイナーをしております、石野です。

今年のバレンタインデーも百貨店では、フェア合戦が繰り広げられましたね。年々盛り上がってきているように感じます。

なんと、本命よりも自分へのご褒美にかける金額のほうが多いのだとか。
個人の価値観の変化はもちろん、バレンタインを仕掛ける側の意図が含まれていると思います。

FPとして、経済を仕掛ける側の目線でバレンタインを見ていきます。

そもそもバレンタインって何でしょうか?
起源はローマのバレンタイン司祭だそうですが、詳細はググってみてください。

日本では、「バレンタインデーにチョコレートを送る」という文化が根付いていますが、これって日本だけですよ!笑

これ、仕掛けられてますよ!ということ。
チョコレートの会社がビジネスチャンスをものにした典型例です。
愛の告白には贈り物をつける→チョコレートを贈ろう
これ定番化したら、めっちゃ売れるやん!
(素晴らしい発想ですね!!)

ちなみに2018年の市場規模は1300億円だそうです。

市場に仕掛ける=サービス(便利、欲求を満たすもの)を提供する
消費者として何かを買ったり始めたりする(仕掛けられる)ときは、
やる理由、やらない理由を明確にすることはとても大切です。
(みんながやっているから自分もやる、というのは理由にはなりません)

同じことは、母の日のカーネーション、父の日のお酒、等々にも言えます。

さて、ここからは、バレンタインと日本の未来について、
考えを述べたいと思います。

日本では、バレンタインをはじめ、ハロウィン、クリスマスなどのイベントが年々盛り上がっており、少し加熱しすぎてるような気がします。

イベント→騒ぐ、散財→日頃のストレス発散
みたいな理論が成り立っているような気がしてなりません。

現在の日本では、アベノミクスによる経済改革で、(実感があるかは別として)景気は回復し、高齢者の引退も相まって、求人倍率がバブル期を抜くという異常事態となっています。
働き方改革、ワークライフバランスの向上などなど、メスが入っていますが、その社会の歪みを1番受けているのは社会に出て間もない10代後半〜20代前半の若年層。

日本にはその受け皿になるモノがないので、負のエネルギーが溜まる一方。
それがハロウィンの暴走、クリスマス、バレンタインの散財という形で表に出ていると思います。

海外では、日本よりも経済格差が広がっており、貧しい人たちの負エネルギーはとても溜まっています。
イギリスのEU離脱の国民投票、アメリカでは米国第一主義のトランプ大統領が就任、これらはエネルギーの吐き出し口となって、表面化しました。

日本がここまでいくとは考えにくいですが、副業解禁や年金問題から、
「国は責任持てないから、自分の面倒は自分で見てね」
と言っているようなものです。

これに気付かず、今まで通りの生活、資産形成をしている人は、
将来、今の水準の生活すらできなくなる可能性が高いです。

【Time is money】から
【Time is more than money】、【Information is money】

まずは、気づく!
そして、行動する!

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