IDEACTIVE WORKSHOP in TOKYO クリスマスワークショップを振り返る

XRkaigiを観に行った後、すぐに品川に向かい、IDEACTIVE WORKSHOP in TOKYO クリスマスワークショップへと参加いたしました。今回はそのワークショップについて自分なりに振り返りをしていきたいと思います。

今回は凸版印刷株式会社とのコラボで下記のテーマについて考えました。

今回のテーマ

ひらめき！トライアル

このテーマに対し、ひらめき!トライアルを行いました。
事前にある程度考えていたため、今回のひらめき！トライアルでは、108個のアイデアを出させていただきました。

108個という数が多いようにも感じますが、自分としてはまだまだだと思っています。その理由は、やはり実現可能なアイデアが少ないなと思った点です。

普段の開発やハッカソンにおけるアイデア出しにおいて重要視しているのは、”課題”、”アイデアの実現性”そして”課題をどのように解決するか”の３つとなります。今回のアイデア出しでは２つ目の”アイデアの実現性”の部分をしっかりと満たしたアイデアが少なかったように感じられます。

ひらめき！トライアルにおいて出したアイデアで面白そうなものをピックアップして紹介します。

・VR×ARガーデニング
現実と仮想空間でガーデニングするワールド。現実と同じ公園をワールド上に作成し、そこでプレイヤーはガーデニングをする。できた庭は１か月限定などで、現実にもある公園に反映して楽しんでもらう。
・VR酒造
VRで酒造を体験。お酒を実際に作っているところを体験でき、現地に行かずに体験できるため、楽しんでお酒について知ることができる。

などなど。

これらのアイデアをもとに次のリーンキャンバスに進みました。

リーンキャンバス

今回のテーマにおいて、自分が注目すべきだだと思ったのは、やはりテーマの文言である「365日、たくさんの仲間が集まり、にぎわう”場”を」という部分でした。この部分、個人的には大事だと思っていて、365日というワードについて、解釈をすると、普段の日常と変わらないということなのだと解釈しました。

この点を踏まえたときに、自分としてはできる限り避けたいと思う内容がありました。それは、"メタパ(VR）が特別になる"ということでした。僕の知っているVRにおいて、にぎわう場所で想像できるのは、やはりVRchatであり、そこに広がる世界は、現実と変わらない日常がありふれた場所でした。そんな世界を目指すことが今回の趣旨に合っているのではないかと考えました。

そのため、自分が最終的に提案したのは花を植えることのできる真っ新な公園でした。その公園では、自分で買った花のオブジェクトを使い、花を植えることができ、最終的にできた花畑を現実にも作るというものです。このアイデアを出す前は、最初”何もない場所”とかでもいいかなと思っていました。大事なことは、”みんなが集まって楽しめる場所をみんなで作ること”だからです。

このアイデアをもとに、ブラッシュアップをしていき、最終的にはみんなの意見を投票によって決める「投票公園」というアイデアまで落とし込みました。具体的には、「規定歩数歩くか、現金でお花型オブジェクトの投票権を買い、VR空間上の花壇に投票したい色の花を植えることで、自分の考えるものに投票することができる。投票終了後、現実の公園にも植えられた花と同じように花壇に植えて、みんなでお花を観覧したり、屋台で食べ物を食べられたりする場所も提供するというものでした。

今回の最終アイデアで重要視したのは、”みんなが集まって楽しめる場所をみんなで作ること”と”VR空間で完結しないこと"の２つです。
この点を特に詰めるようにしました。

結果

予選はメンターのみなさんに満場一致で得点を入れてもらい、決勝へ。

決勝戦

決勝戦での結果は、惜しかったで賞ということで残念ながら２位になってしまいました。メンターさんに後ほど聞いたところ、票が１位と２位で分かれたが会場の多くの班で就活に関するアイデアが出ていたことからビジネス性の部分考え、１位のものにしたとのことでした。

今回は残念ながら惜しかった賞でしたが、今後も１位を取れるようにアイデア出しからまとめまでやっていきたいと思います。

自分が今回他の班を聞いている中で思ったことは、”実現可能性”という部分でした。学生エンジニアとして、その点はどうしても気になってしまいます。IDEACTIVE JAPANのイベントを通して必ず言っていることは、”グループでまとめたアイデアは作ります”ということです。今回の最終アイデアも自分だったら、どのように実装するか考えてました。実際、この瞬間が一番楽しいと思ってます。
改めてですが、”実現可能性”は大事であるように感じました。

ちなみにですが、、、
ひらめき！トライアルのアイデア数個人１位を取ることができました！！
ありがとうございます！！

最後に

よくハッカソンに出たりしていますが、どうしてそんなにハッカソンに出るの？と聞かれます。それに対する回答として、”最高にワクワクして、自分が一番楽しいと思えるもの”だからと答えます。どの瞬間も最高に楽しいものです。単に思いついて終わりではなく、よし作ろう。僕はこの感じが最高に大好きです。

最後に心にとめている某ラノベの一言を。

「世の中がつまらないんじゃないの。
貴方がつまらない人間になったのよっ！」

この言葉を常に忘れずに、今後も精進していきます。