メモ:社会と経済を機能させる「気に掛け」「仲間意識」

幸福学講座でいうところの「幸福の条件=他者の幸福への配慮」は、内容的に考えて、ルソーとAスミスの主張をひけば、民主主義が機能するための必要条件であり、市場経済が機能するための必要条件でもあると考えられる。
他人を幸せにして、自分も幸せになる営みと感性が、人間のためのシステムを人間的に駆動させる。

以下引用

民主主義には成員にpitie(憐れみ)の実装が必要だと説いたのが、フランスの思想家ジャン=ジャック・ルソー『社会契約論』(一七六二年)です。成員が、他成員の各々が政治的決定でどうなるかを「想像」して「気に掛ける」こと。

https://dokushojin.com/reading.html?id=8653

スミスはpitiéに似たsympa-thy(同感能力)を重視し、主著『国富論』(一七七六年)で、sympathyやfellow sentiment(仲間意識)がある限りで「市場競争の見えざる手」が働くとしました。

https://dokushojin.com/reading.html?id=8653

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