風が強い日とカップラーメン容器
犬の散歩がてら、偽善ゴミ拾いをしている。
今日は西高東低の冬型の気圧配置。
我が家のある多摩東部には雲一つない青空が広がっていたが、北西の風速5mの強風がふき、近所の家の前に置かれていた、子育て仕様の重い電動ママチャリも倒されていた。
強風の後、ゴミは散らばる。
特に、回収のカゴからあふれたペットボトルが目立つようになる。
これを見分けるのは簡単。
ちゃんと包装がはがされて、キャップもとられているからだ。
ペットボトルをポイ捨てするような人間は、そもそもそんな気遣いはないし、無駄な作業をする必要もない。
ただ、悪意ない人たちも、街や川にゴミを散らばす一因になることがあるのは知っておいたほうがいい。
ペットボトルのほか、カップラーメンの容器もそこそこ拾うことがある。
しかし、プラ容器はプラゴミ、面倒な人でも燃えるゴミで捨てるはずで、なぜ散らばっているのか、ずっと謎であった。
しかし、偽善ゴミ拾いを続けているうちに、その謎がとけた瞬間があった。
そう、世の中には、歩きながらカップラーメンを食べている人がいるのだ。
いつの日かの夜。幹線道路の歩行者専用道を歩いていたとき。やや太めな男性が歩きながらラーメンをすすって、こっちに向かってくる場面に遭遇した。
そのさきにゴミを捨てるコンビニなどもなく、ビニール袋も持っていなかったので、ポイ捨てしていたと推察された。
歩き食いは、自分の欲求を抑えられない人間の衝動。
ポイ捨ては、買い食いしたゴミが出ることや、誰かが拾っていることを考えらない想像力の欠如。
歩き食いとゴミのポイ捨てを同時にする人は、自分本位すぎて、相手のことを考える能力や計画性が欠如しているので、モテないと思う。
ポイ捨てする男とは、即刻別れることをおすすめする。
ゴミは自宅に持ち帰って捨てよう。
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