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「飛燕 二膳」(「あなたの番です」)

さて今日は、二膳箸のご紹介です。

こちらは、天辺をやや尖らせて削ったシャープなデザイン。

そして、メタリックな塗りに三日月模様が浮かび上がります。

でも「飛燕」という名前なのですから、三日月ではなくて、燕の飛行をイメージしているんでしょうか?

どちらにしても、派手過ぎず、落ち着き過ぎることもない、雰囲気のあるお箸だと思います。

詳しくは、当店のホームページから、どうぞ。






さて、今度は、今更ですが、「あなたの番です」というドラマを見ました。

2019年の作品で、出演は、田中圭、原田知世、西野七瀬、横浜流星。

自分は、基本的には日本のドラマは見ないので、この作品も見るつもりはありませんでした。

ただ、最終回がすごく話題になったじゃないですか?

ストーリーではなく、西野七瀬の演技が。

19話目までは傑作だったのに、最終回の西野七瀬の棒読みで一気に駄作になった!と、ひどい叩かれようでした。

それで、そんなにひどい演技なの?でも「あさひなぐ」は普通に面白かったけどな?

と、逆に興味が出て、huluに入って全部見てしまいました。(まんまとプロモーションに引っ掛かった?)

ドハマりしました。普通に最後まで面白かったです。

(以下、結末に触れています。これから見る方は読まないでくださいね。)

ストーリーは、もう皆さんご存じですよね。

あるマンションの住民会で、何となく、人を殺して捕まるのは動機があるためで、無関係な人が殺せば捕まることはない、という話になります。

それで、だれでも一人くらいは殺したい人がいるよね?

と、一人ずつ紙に殺したい人の名前を書いて箱に入れ、くじ引きの要領で、それぞれが一枚ずつ引くことになります。

一人一人が、誰かが殺したいと思っている人の名前を持ったわけです。

その時は、バカバカしい!と、そこで話は終わったのですが、その後、竹中直人演じる管理人さんが謎の死を遂げます。

そして、マンションの掲示板に、「管理人さん」と書かれた紙きれと、「あなたの番です」の文字が!

ここから、交換殺人の連鎖が始まり・・・。

ほんの冗談だった交換殺人を本当に始めたサイコパスは誰?というサスペンスです。

この犯人が、西野七瀬演じるマンションの住人の一人、黒島ちゃんだったわけですが、非難が殺到しました。

あまりにも酷くこき下ろされましたので、ここで、今更ながらちょっと擁護しておこうかと思います。

非難されたポイントは、だいたい3つに集約されます。

1.今時、犯人がサイコパスだなんてあり得ない。こんな設定が許されるなら何でもありになる。

そもそもが、交換殺人を本当に始めたサイコパスは誰?というストーリーです。

2.最終回の、あの西野七瀬の棒読みはあり得ない。

最初からちゃんと見れば分かるんですけど、このラストは、前編のラストと対になっています。

前編のラストは、優しくおとなしい主婦だった榎本さんが、犯行がばれるやいなや豹変するというものでした。

それに対して、黒島ちゃんは、完全に狂っているので、ばれても、シラッと世間話でもするように犯行を告白する。

という構成です。この演出を棒読みというのはちょっと違うのでは?

3.最終回をhuluでやるなんてあり得ない。

最終回は、ちゃんとテレビでやってます。huluの黒島ちゃんの過去編は、単なるおまけです。

この過去編を本編に組み込んで、最終回を2時間スペシャルにするべきだったという意見もありましたね。

でも、そうなると、黒島ちゃんが犯人だと分かるとすぐに、彼女の過去の話に進むことになり、このドラマ主役は誰だっけ?ということになってしまいます。

それに、この過去編をご覧になった方は分かると思いますが、一カ所だけ、これは地上波無理だよね、というシーンがあります。

でも、この過去編のラストを本編ラストにした方が、もしかしたら、まとまりがよかったかも、という気もします。

長々と書いてしまいましたが、このドラマ、脚本が実によく出来ています。

黒島ちゃんが犯人だと分かって見ていても面白いです。

黒島ちゃんが犯人なら、当然、黒島ちゃんが始めたんだろうな、と思いきや、実は、誰が始めたわけでもなかったというラストも驚きでした。

オチを全部書いてしまいましたが、それでも面白いと思います。

未見の方は、ぜひ、どうぞ。

あっ、それから、huluの「扉の向こう」も、単なるカットシーン集ではありません。

どれも、きっちり作り込まれていまして、それぞれのキャラがより深く分かるようになっています。

本編を気に入った方は、こちらも必見です。






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