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「輪島塗 鯛沈金 ぐい呑」(「花と将軍」)

さて今日は、輪島の作家、松井義明さんによる作品です。

おめでたい鯛の沈金彫りが大きく施されたぐい呑です。

何度も漆を塗り重ねた輪島塗ならではの、柔らかな口当たりをお楽しみいただけます。

詳しくは、当店のホームページをご覧下さい。






さて、今度は、「花と将軍」という中国ドラマを見ました。2017年の作品で、主演は、マー・スーチュン。

マー・スーチュンと言えば、「武則天」で、可愛らしい顔をしていながら、武則天の息子をしらっと毒殺する腹黒い娘の役が印象的でした。

しかし、こちらでは、そんなイメージとは打って変わって男装の麗人を演じておりまして、驚かされます。

ストーリーを簡単に書いておきますと、

宋の時代、辺境の敵を制圧し、「生き閻魔」と恐れられた将軍、マー・スーチュン演じる葉昭が都に凱旋することになります。

ところが、この葉昭は、父の敵を討つために男の振りをしていた女性だったことが分かります。

それを知った皇帝は、自分の甥である軟弱な遊び人、玉謹に、葉昭を嫁がせることに決めます。

正反対の嫁を持たせることで、まともな人間になるのを期待したのです。

自分は一生結婚なんてできまいと思っていた葉昭は、夫を持てると聞き、まんざらでもなかったのですが、玉謹は当然ながら、猛反発し・・・。

全60話なのですが、20話ずつの3部構成になっている感じです。

最初の20話は、追いかける葉昭と、ひたすら逃げる玉謹のドタバタ劇が続き、最後までこんな感じなのかな?と不安になります。

でも、次の20話で、宮廷にうごめく陰謀が徐々に明らかになってきて、最後の20話は、宋の滅亡を狙う北の大国、西夏との激突が描かれます。

コメディタッチで始まりながらも、徐々に中国時代劇らしいスケール感のある物語になっていき、引き込まれます。映像もとてもきれいです。

ただ、葉昭をずっと男だと思って慕い続けてきた幼馴染、惜音を演じたワン・チューランという女優さんが激美人!

葉昭と玉謹の本筋よりも、惜音のサイドストーリーの方に感情移入してしまいました。

でも、全体的に、現代風なやや軽い部分こそあれ、十分面白い作品でした。

未見の方は、ぜひ、どうぞ。




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