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「輪島塗 らん蒔絵 バレッタ」(「楊貴妃」)

さて今日は、輪島塗のバレッタのご紹介です。

輪島の職人さんによる手描き蒔絵を施しました。

らんの花びらには、螺鈿が用いられています。

木製ですので、とても軽い付け心地です。






さて、今度は、「楊貴妃」という中国ドラマを見ました。2007年の作品で、主演は、ファン・ビンビン。

楊貴妃というと、悪の限りを尽くし、唐を傾けた絶世の美女というイメージが、どうしてもあります。

しかし、このドラマは、わりと史実に忠実に作っておりまして、そんなイメージは、全くの嘘だというのを教えてくれます。

ストーリーを、ざっと書いておきますと、

前王朝の血を引く楊玉環は、唐の皇帝玄宗の皇子の一人に嫁ぐことになります。

しかし、皇子と仲睦まじく暮らしていたにもかかわらず、玄宗は、玉環の美しさにどうしようもなく惹かれ、無理やり離縁させ、自分の側室とします。

その玉環に、玄宗が与えたのが「貴妃」の称号、なので「楊貴妃」と呼ばれることになります。

玄宗は、楊貴妃を喜ばせるために、彼女の親族をどんどん重用し、中でも、彼女の従兄弟である楊国忠は、宰相にまでなります。

玄宗が楊貴妃にかまけて政治に興味を失うにつけて、徐々に権力を自分に集中させていく楊国忠。

しかし、自分と自分の一族の繁栄のみを考え、他を軽んじる彼は、どんどん周りから恨みを買うようになります。

そして、その矛先は、いつしか楊貴妃にも向けられ・・・。

楊貴妃って、何も悪いことはしていないんですね。その美しさのために国を傾けてしまった悲劇の女性というのが、本当の姿なのだと分かりました。

まぁ、全体として面白かったと思います。

ただ、わりと前のドラマですので、映像が、日本の大河程度のクオリティです。

「武則天」のような、物凄い映像美を期待して見ると、がっかりしてしまいますので、その点はご注意下さい。


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