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刺激、それはチョコのよう

無職と思われる中年男性がスイーツを嬉しそうに紹介しながら食べるインスタライブを見た平日のアフタヌーン。これを平和と呼ばずして何を平和と呼ぶのだろうか。視聴者も多く、私以外にも中年男性(おそらく鉄鋼関係・音楽関係・建築関係の無職)も見ていた。平日だろうが、昼過ぎだろうが、そんなことは関係ない。ライブしたいときにライブするのが本来の正しい生き方。中年男性がスイーツを昼間っからたくさん食べていけない法律なんてないのだから。我々も当たり前のように楽しく視聴していたが、ふと気づいた事があった。それは、平日の昼間からスイーツを食べるライブを気軽にできそれを当たり前のように視聴する世界というか、生き方がスタンダードになっているなと言うことである。

一昔前なら、大人になったら就職して働くという生き方しかなかった。だから平日の昼間にスイーツを紹介しながらライブ配信したり視聴したりするなんて不可能だったが、今はどうだろう、大人になったら自由に生きるという生き方が増えているのではないだろうか。どちらが良くてどちらが悪いという話ではない。今までは「就職して働く生き方」1本しかなかったので、なんというか、やっと自由な生き方も選択肢の1つになったのだなと感じたのだ。

そして今私は猛烈に悔しさを覚えている。自由に生きているつもりであったが、この平日昼間スイーツ中年を思いつかなかった自分に悔しさを覚えているのだ。こんな企画、自分がやってみたかった。とにかくとても良い刺激をいただいた。それはまるでチョコのような甘い刺激。

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