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日韓交流写真展「路上のパロール」は素敵な空間になっていた!

Haeden Museumで開催される日韓交流写真展「路上のパロール」のエキシビションに合わせて韓国を訪れた。

久しぶりの海外旅行で、そのうえ初めての韓国だったので少しばかり念入りに準備をしたこともあってか、大きなトラブルもなく無事に2泊3日の日程を終えることができた。と言いたかったが、仁川空港があまりに広く移動の時間を読み間違えて、お土産を買いそびれ、楽しみにしていたフライト前の昼食もとれず、ギリギリの時間にピーチに飛び乗ることなってしまった。やれやれだ。

Haeden Museumは仁川の少し郊外の江華島に位置する。訪れるには少々不便なではあるが敷地が広く建物も立派で、このようなところに自分の写真が展示されているのを見るとほんと感慨深い。

展示した写真は昨年の10月に上梓した写真集「RECOLLECTION / 記憶」から選んだ5枚。展覧会のコンセプトに合わせて僕が10枚をセレクトして、その10枚からミュージアム側で5枚を再セレクトしてもらった。プリントもレイアウトもミュージアムに任せていたので、どのような仕上がりになっているか楽しみに訪れた。

結果的には、プリントはシャドーがビシッと締まった素敵な仕上がりで、レイアウトも納得の構成だった。プリントの仕上がりは写真では伝わらないので、ぜひ現物をご覧いただきたいが、なかなか厳しいよね。日本への巡回展をしてくれないかな。

レイアウトは真ん中に印象的なポートレート、その両脇は被写体がはっきりわからない抽象的な写真、そして外側には被写体が明確な写真。セレクトもレイアウトもバッチリ。

今回の展覧会は日本から16名、韓国から4名が参加しているが、それぞれ個性ある写真で見応えも全体の見ごたえも相当よかった。現地を訪れるのが難しい人は(ほとんどの人がそうだと思うが)、図録も販売されているので、こちらも機会があればぜひ手に取ってもらえると嬉しい。

ミュージアムでの販売価格は5,000₩(176ページ)

肝心のエキシビションは好評で、立ち見の人も多く100人ぐらい参加いただいたのではないだろうか。ミュージアムの人脈で元国会議員やピュリッツァー賞を受賞した写真家など、なかなかの顔ぶれだった。スピーチも韓国語と日本語の相互に翻訳があって、そういった配慮が嬉しい。

展覧会の全体はこんな感じ。雰囲気だけでも伝わるかな。

今回の展覧会では、日本側の出展者だけではなく、韓国の出展者や関係者のみなさんと交流を深められたことが最大の収穫かな。この交流を元にさらなる展開があることを期待している。そのためには、もうちょっと英語が使えるようにならなければ思い、十数年ぶりに英語のトレーニングに取り組もうかと考えている。続くかどうかはわからないけど。

展覧会の開催概要はこちらをご覧ください。


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