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種を蒔く人

マタイによる福音書 13章3節~

「種を蒔く人が種蒔きに出て行った。
蒔いている間に、ある種は道端に落ち、鳥が来て食べてしまった。
ほかの種は、石だらけで土の少ない所に落ち、そこは土が浅いのですぐ芽を出した。しかし、日が昇ると焼けて、根がないために枯れてしまった。
ほかの種は茨の間に落ち、茨が伸びてそれをふさいでしまった。
ところが、ほかの種は、良い土地に落ち、実を結んで、あるものは百倍、あるものは六十倍、あるものは三十倍にもなった。
耳のある者は聞きなさい。」

種を蒔く人のたとえについてです。
神の言葉を聞くことへの心構えをたとえたモノですが、あなたが日々を行うあらゆる行動、もちろんお仕事やビジネスにも転用できますので、参考にしていただければと思います。

【失敗例1】
道端に落ち、鳥が来て食べてしまった。

周囲の目が気になったり、思うような反応を得ることができなかったり、少しでも上手くいかなかったときに、自分の心構えや覚悟が不足していて、すぐにやめてしまうことです。
何かを成し遂げたいと思っているのであれば、まずは確固たる決意を持って臨むことが大切だと思います。

【失敗例2】
石だらけで土の少ない所に落ち、そこは土が浅いのですぐ芽を出した。しかし、日が昇ると焼けて、根がないために枯れてしまった。

1回、2回は上手くいったけど、何故上手くいったのかがわからないままだと、困難なことが襲ってきたときに、そこで諦めてしまいがちです。
何故上手くいったのか、何故上手くいかないのかを分析し、適した対応を繰り返し行うことで、根深い土台を構築していく必要がありますね。

【失敗例3】
茨の間に落ち、茨が伸びてそれをふさいでしまった。

世の中にはあらゆる誘惑があります。二日酔いや食べ過ぎで体調を崩してしまったり、必要以上に遊びの予定を組んでしまったりと、自ら欲求に屈してしまい、正しいことを続けて行うことができないことがあります。
十分な結果を継続して求めるのであれば、当然ですが、適切なアクションも継続して行う必要があります。

【成功例】
ほかの種は、良い土地に落ち、実を結んで、あるものは百倍、あるものは六十倍、あるものは三十倍にもなった。

成功するためには、しっかりとした覚悟と心構えを持って臨み、失敗を成功へ導けるよう、繰り返しPDCAを回していこうということです。
PDCAは古い概念であると目にすることもありますが、重要な要素の一つであることは間違いないと思っています。

・Plan(計画)
・Do(実行)
・Check(評価)
・Action(改善)

また、自身を取り巻く環境も重要な要素かと思いますので、正常なメンタルで十分な作業が出来るよう、身の周りの環境を整えていくことも大切です。

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