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思い悩むな

マタイによる福音書 6章25節~

「だから、言っておく。自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、また自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな。命は食べ物よりも大切であり、体は衣服よりも大切ではないか。
空の鳥をよく見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。あなたがたは、鳥よりも価値あるものではないか。
あなたがたのうちだれが、思い悩んだからといって、寿命をわずかでも延ばすことができようか。
なぜ、衣服のことで思い悩むのか。野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない。
しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。
今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこのように装ってくださる。まして、あなたがたにはなおさらのことではないか、信仰の薄い者たちよ。
だから、『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って、思い悩むな。
それはみな、異邦人が切に求めているものだ。あなたがたの天の父は、これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存じである。
何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。
だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」 <新共同訳より>

皆さん、どうでしょうか?
心配事はありますか?不安に思っていることはありますか?

イシコの場合、仕事の予定とか、遠くない未来の日々の生活とか、小さな不安を感じることは全くないとは言い切れません。
しかし、見えない先を心配しても意味がないので、成るようにしか成らないと考えて生きるようにしていますが、コレが大正解。間違いありません!

今の日本だと年金の問題があり、定年退職をしてから年金だけでは生活していけないぞーとか、2千万円は必要だーとか、そもそも受給できるのかーとか、散々言われていますが、そんな何十年後のことなんか誰にもわかりませんし、来年はどんなファッションが流行るのか、どんなアーティストが売れるのか、ビットコインは上がるのか、どの土地が高騰するのか、それぞれ傾向があって予測はできるかもしれませんが、少し先のことですら、明確にわかることなんてないんです。

未来は誰にもわからない。そんな極々当たり前のことを説明したところで、では何故、心配したり、不安になるのがダメなのかと言うと、行動にブレーキがかかってしまうからです。
心配事が多くて不安なときって、そっちばかり気持ちが向いてしまって、自分に与えられた能力を十分に活かせないんですよね。
やらなきゃならないことが後回しになってしまったり、ミスを繰り返して怒られてしまったり、そんなこんなで更に不安な気持ちが増してしまったりで、ネガティブな無限ループに突入しがちです。

ですから、今を一生懸命生きることに全力を注ぐべきなんです。
見えない先のことで心配している場合ではないんです。
変えられるのは未来ではなく『今』なんです。

『今』に全力を尽くし、やりたいこと、やるべきことをやりましょう。
そうすることで、抱えている心配事や不安な気持ちはなくなっていきます

明日のために、与えられた能力を十分に活かして『今』を生きる。
これが大切なことだと思います。

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