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あなたのWebサイト、上から目線の「頑固おやじのラーメン屋」やってない?

ーー Webマーケティングをわかりやすく。
Webマーケや事業開発支援をやっている、いしやすです。

あなたのWebサイトは、聞かれたら教えるよ、という上から目線のWebサイトになっていないでしょうか。

問い合わせの前に戦いは始まっている。問い合わせが来てから考えるのは遅すぎる。

歯医者にいくなら、評判のいい歯医者さんはどこだろう?と近隣の歯医者さんをWebで探したり、パソコンを買う前に、色々なメーカーのスペックをWebで確認して買う事は当たり前になっていますよね。

BtoBビジネスの際に、相手の営業担当者と接触する前に顧客側ではその意思決定プロセスの57%を済ませている

というデータがあります。

(日本のWebマーケティングは遅れているので、これは業界では擦り切れたデータなのですが…2012年ですもん)

問い合わせした時点で、どこに依頼しようかいくつか絞っていて、その候補に入っている。逆にいうと、見込み顧客は、問い合わせ前に他をある程度振り落としているんですね。

上記は、BtoBビジネスでのデータですが、一般顧客相手のサービスでも、

買い物前にインターネットやスマホを使って店舗や商品の情報を収集した経験がある人は全体の56.8%
https://shopforce.jp/casestudy/2694/

というのがあります。

頑固おやじのラーメン屋

あなたのWebサイトは、見た人が問い合わせを行う前に、十分に商品の説明や、疑問に思いそうな事の答えが用意されているでしょうか?

ページでの説明内容より、

・フォームから商品資料がダウンロードでき、そこに詳しく書いてある。
・質問があったらフォームから問い合わせてください、連絡が来てから説明します。

のようになっていないでしょうか。

知りたかったら聞いて来い。まるで、黙って食え、っていう頑固おやじのラーメン屋みたいになっていないでしょうか。

頑固おやじ方式でも引き合いが来すぎて困っている、というんだったらいいんですが。

問い合わせするのはとても心理ハードルの高いことです。
そういった説明の薄いサイトは、見込み客に負荷の高いことを強いているのです。
それでも問い合わせをしてきた見込み客は、狭き門をくぐり抜けてきた一部であって、その裏には、膨大な未接触・膨大な離脱があります。

サイトをみて少し疑問や興味があっても、フォームから聞くよりももっと詳しく親切な説明のサイトがあれば他へ行ってしまいます。
競合に知られたくない、問い合わせしてくれたら答えるよ、と出し惜しみして、必要な情報が書かれていないと、あなたのサイトは見込み顧客にとって、検討候補にもならないのです。

競合に知られたくない、と自分が出し惜しみしても、競合が先にサイトで説明を充実させたら、そちらに流れてしまうのではないでしょうか。
それなら、自分の方が先にやらない理由はないですよね。

そもそも検索するキーワードがサイトに入っていなかったら検索にも引っ掛かりません。
検索エンジンは、サイトに入っているテキストなどで、これは○○について書かれているページだな、と判断して検索結果に表示させます。

「アパレル通販」と入れたら上に行く、という単純なものではなく、アパレルの通販だったら、こんなキーワードが入っているよねというもの、「ワンピース」「送料」等、関連のキーワード(共起語)など、複合的なものを判断しています。

情報の薄いサイトより、商品の説明などが入っている方が関連の情報が入りますよね。
検索エンジンは、ユーザーが知りたいことがちゃんと書かれているサイトを上に出そうとしますので、情報がしっかり入っていることで、じっくり読まれたり、何ページも読まれたら、ユーザーが興味を持って見ている、役に立つサイトだな、となります。

ちゃんと、Webサイトにお客さんの検討材料を載せて、わかりやすいラーメン屋を目指そう。

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