修学旅行中の俳句もまた楽し
夏休みが明けた後に、修学旅行を計画している学校も少なくないだろう。
その修学旅行の日程の中に、俳句をつくる時間を組み込んでおくことをぜひオススメする。
もちろん、当日までの間に、俳句学習での句作の経験がないと、いきなりは難しい。
従って、計画的に学習を進めておく必要がある。
また、作った俳句は「修学旅行のしおり」に、書かせるとよいので、予め「俳句作りのページ」を入れておきたい。
以上の理由から、間に合うように逆算して、7月末の今、この記事をお伝えしている。
私は、一泊二日の修学旅行の場合は、句作の時間を二回取った。
一度目は、一日目の活動の終わり、ホテル・宿舎に向かうバスの中だ。
一日目を振り返って、強く心に残ったことを「記録」的に作らせた。
<体験した事実>や<見たことや聞いたこと>を俳句で表現させた。
「季語」が使える学級なら、「しおり」の中に「その時期の季語一覧」を入れておくとよい。
できた子からバスの中で「お披露目」することで、なかなか盛り上がる。
ただ、その日の感想を言わせるだけよりも、ちょっぴり気の利いた時間になった。
二回目の俳句作りは、言うまでもなく、二日目の終わりであった。
駅に向かうバスの中で作らせた。
そして、修学旅行後に、学級通信で全員分を紹介した。
これもまた、「旅の思い出」の一つとなった。
「6年◯組版 『(奥)』の細道」の完成である。
夏季休業中に修学旅行のプランを練るようであれば、参考にしていただけたら幸いである。